毎日スロット・7日目。うっかりしていると。
- カテゴリ:スロット
- 2010/11/11 00:11:46
6日の結果の、4回目です。獲得コイン総計は203枚。(稼ぎは199枚)
4日前の結果を、今更載せてます。
3回目までに得たコインは152枚でしたので、メダルが4605枚(5ヶ所賭けなので)を超えたら一旦清算をしてコインを199枚にし、5回目を回さなくては250枚近く獲得にはならないのですが、気が付いたら4700枚を超えていました…。
仕方がないので打ち止めまで回しました。
(またまた過去話)
昨日のブログ記事でTRPGという語をちょろっと載せたらご反応を頂けました(ありがとうございます。お返事は気長にお待ち下さいませ)ので、そんな思い出話を今回は。
わたしはプレイヤー一本槍(「初心者プレイヤー(マスターではなく)にさえも容赦しない」と言われたものです(汗))で、マスタリングは避けてました。
が、夏毛と冬毛の雷鳥のぬいぐるみで買収されて(皆の熱意に負けて、とも言います)1度だけマスターを引き受けたことがありました。(雷鳥のぬいぐるみ2羽で、4回分のマスタリングの約束だった筈なのですが、その後、その夜のプレイヤーが再集結できたことはなく…。)
結果解ったことは、わたしは所詮シングルタスクの能力しか無く、プレイヤーズ・キャラ全員、NPC、シナリオ、の全てのプロセスを制御することはできない。…ということでしたが……。
そのとき、あるダイス目の条件を満たしたプレイヤーズ・キャラ1人に、高い能力値と「偽名を使っている」という設定を押し付けました。
セッションは滞りつつ進みます。
途中で、そのプレイヤーにメモを回しました。他のプレイヤーに、何か遣り取りしているということは判っても、内容は知られないようにする為です。
「本名を決めて下さい」
彼はしばらく考えると、さらさらと書き込んで、メモを返してきました。
「エイリアス でどうでしょう」
わたしは黙りこくってしまいました。
…きみ、最近プログラマのバイト始めたって聞いたけど、そこでUNIXマシン使ってるのね。
結局、「それはちょっと……」とメモを返し、別の名を付けて貰いました。
そこで、「そのレトリックは気に入った! 即・採用♪」と言えるだけの機転と度量があったなら、わたしは今ごろ作家をやっているでしょうに。
彼はそれまで「alias」の意味を調べてみたことはなかったようです。後で訊ねてみると、「なんか響きが気に入って…」とのことでした。
自分のhomeの「.alias」ファイルを弄ることは、「kill -9 」を行使するのと同時くらいに覚えることです、よね。UNIXユーザにとって。
ここまで読んでも、何故、あのときわたしが黙りこくってしまったのか判らないかたは、お暇でしたら、「alias」の意味を英和辞書で引いてみるなり、翻訳ソフト(グーグルさん家にも在ります)に通してみるなり、してみて下さいませ。
わたしにとっては、「概念は知っている、散々使い倒しているのに、それをどう呼ぶか知らない」ものの典型でした、これ。
「多様な呼び方を設定しても、結局はある一つのもの(この場合はUnixのお話ですので、ファイル)を指す」というのは、物語においても結構「深い」概念のような気がします。
「薔薇はたとえどんな名前で呼ばれても甘く香る」…
また、それぞれのファイル指定を削除していっても、他の指定法が残っている限りはファイルは残り続け、最後の1つを削除したときにようやく、そのファイルが削除されるというのは、まさにハリー・ポッターシリーズの「分霊箱」を髣髴とさせるものがあります。
ハリー・ポッターシリーズは世界観こそ魔法使いの学生の生活を描いてますが、物語から透けて見えるものは、電子メールであったり、パスワード管理であったり、ネットワークセキュリティであったり……。
あの作品は、指輪物語が世界へ蒔いた種がたわわに実ったもの(他の「指輪」の亜流作品や、そこから派生した映像作品や)を刈り取って材(財でなく(苦笑))と成し、新たな種を次の世代に蒔く作品です、よね。わたしは残念ながらこのシリーズを好きになれませんでしたが、この作者が次の作品に着手したときは、是非邦訳版を読みたいものです。
わたしはTRPGを大学のサークル(2つ在籍しておりました)で行いました。
片方は週1の、場所を借りて行う形でしたので、閉館時刻までに話のキリのいい処へ持っていくようマスターが心を砕いていたようですが、もう片方はサークル室を確保した老舗サークルで、そして、大学という処は不夜城で……。朝日を拝むのは、珍しいことではありませんでした。
わたしも、堂々とダイス目を無視する度量を身に付けられていたなら、と今でも、思います。
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同様に作家になれなかったので、余談です。
私の友人はTRPGのマスタリングをするときにはダイスを使いません。
一番遠方から来た参加者の帰宅時間に間に合うように
ストーリーの進行を調整していたのです。
ついたての向こうでダイスの音がしても、奴(マスター)は時計を見ていました。
掛け時計は私の後ろの壁にあるので、奴と目が合う。
奴は一瞬、ニヤリとこちらにおどけた顔を見せ、小さく息を吸ってこう言った。
「あー!、ファンブル! 1発で倒れた!」中盤の鍵を握るボスキャラをあっさりと。
その後、「あの○○を倒したご一行様!」とNPCが超協力的になり、
ストーリは順調に滑り出す。
序盤で大ゴケして時間を大量に消費した、初参加の初心者プレイヤーのために。