頭くるくるくる
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/11/12 00:08:31
今週のブログテーマです。
読書の秋に読みたい本。
読みたい、というか、宿題のように読み残している、というか。
『黒死館殺人事件』
これは『ドグラ・マグラ』 『虚無への供物』と合わせて
日本三大奇書と呼ばれているもののひとつです。
『ドグラ・マグラ』はたしかまだ10代のときに読みました。
読んだ者は必ず精神を壊す、とか言われたりしていますが
ぜんぜんそんなことはなくて、面白くて夢中で貪り読みました。
一応推理小説ということになるのかな、ドキドキハラハラワクワクします。
謎の深淵にぐるぐる引き込まれていくのが、
リラックの海にほよよ~~いと漂っている感じで心地良い。
中井英夫は普通に好きな作家さんでした。
『虚無への供物』は推理小説として読むと物足りないかもしれません。
もともと私は推理小説というジャンルは読まないので
軽いペダンティックに酔っ払う感じで読むと楽しくほよよんできます。
だから恋に恋する乙女みたいな万年少女が読んで面白い小説、という
解釈だったのだけれど、意外と男のひとでもファンが多いのでびっくり。
てなわけでこの2冊は比較的若いころに、先入観なく楽しく読んだのですが
ずーっと後になって、これが三大奇書のうちの2冊だと知りました。
となると、残る1冊を読んでみたくなるのが人情というものですよね?
相方の本棚にあったので「面白くないよー」と言われながら借りました。
で、読んだんだけど、いや、読んでないんだけど。
いくらも読まないうちに挫折した・・・。
小説でらりへろしてる余裕がないよっつうか?
おばちゃんになったのでしょうか。
それとも『黒死館』が本当につまらないのかな。
また時間ができたら読んでみよう。
相方に返したかどっか紛れさせてしまったか
まずは本を探すところから始めないといけないわけなんですが。
つーか掃除しろって話です。