『素顔』
- カテゴリ：小説/詩
- 2010/11/14 18:16:17
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止まらない涙。
抑えきれない感情。
心に浮かぶのは貴方の事ばかり。
どうして？
貴方を想い続けることに疲れ果ててしまった。
それ故に何度も諦めようと自暴自棄になった。
…そうして拒絶し続けて、忘れようとしていたはずなのに。
貴方の存在だけが私の世界を大きく変え続ける。
誰かを大切に想う貴方なんて見たくないよ。
でも…どうしても目を離すことができないの。
ならば、せめて真正面から向き合うことだけは恐れずに。
どうか現実からは逃げないで…全てを受け入れる強さが欲しい。
たとえ二人一緒に過ごした月日の思い出が色褪せてゆくとしても。
あの出逢ってしまった運命の日までを否定しないで生きていこう。
いつか壊れてしまったとしても、立ち直れるほどの確かな想いを胸に抱いて。
…もしも、まだ私の微かな声が届くならば、知っていてほしい。
私は大切な貴方の無理をした優しさなんていらない。
私の前で我慢して偽物の笑顔なんて作らなくていいから。
まっすぐ揺らがない瞳で、じっと見つめて、真実を知りたいだけ。
ただ、素直に…いつの日か、この「秘めた想い」を伝える日の訪れを願う。。。
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