歴史について真面目に語ってみたい時もある＾▽＾
- カテゴリ：その他
- 2010/11/18 22:11:33
今回は、私が大好きな騎士について語ってみたいと思います。
みなさん、テンプラ寿司団（はいお約束）もとい、テンプル騎士団という言葉は聞いた事があると思います。
みなさん、テンプラ寿司団（はいお約束）もとい、テンプル騎士団という言葉は聞いた事があると思います。
ダヴィンチコードでもその名が出てきたので（私はこの作品見てませんけど）有名になったのではないでしょうか。
ヨーロッパで聖地エルサレムをめぐってイスラム教と戦った第１回十字軍、その後にこの十字軍から派生したエルサレムへの巡礼者を守る事を目的に結成された騎士団の事です。
当時の第１回十字軍は、免罪（罪を免れる事）を目的とした受刑者などが集まったり貴族が集まった軍勢だったと言われてますけど、そんな中から自己を犠牲にして巡礼者を守る目的で結成されるとは今では考えられない事ですね。
まさに、騎士道ですな。
そのテンプル騎士団なんですけど、参加していた貴族達は戦いで死ぬ、つまり戦死する事で神の祝福が受けられるという考え方をしていたようで、戦いに負けても捕虜となる事を拒んでいたようです。
しかし、後の騎士団団長であるジェラールという人物が敵の捕虜となったという事実を踏まえると、人間の考え方というのは時の流れと共に変わるんだなあと思わざるをえません。
ところで、このテンプル騎士団の最大の特徴といえば、その財力にあります。
騎士団に入団した人々から私財を寄贈してもらい、共通の財産とするまではどの宗教団体でもやっていた事なんですが、寄贈した人々に預金証というのを配布していたらしく、あくまでも資産は預かったものであるという考え方をしていた点が他と大きく異なります。
つまり、自分が渡した財産は寄贈ではなく預けたモノという認識をさせる事によって、寄付という形を渋る人々にある種の安心感、そして自分の財産を与えてあげたという優越感などを持たせてあげる事により、資金をより多く集める事ができたのではないかと私は考えてます。
そして、テンプル騎士団はその潤沢な資金を基に商業にも手を拡げ、ポルトガル・スコットランド・ドイツにまで支部を持ち、最盛期には一個艦隊まで保有、さらにフランス王フィリップ４世相手に金銭の債権（ようはお金を貸して、それを返してもらう権利）まで持つ程の力を手に入れる事になります。
当時の一国の支配者に金を貸すなんて、もはや設立当初の巡礼をどうのこうのいう目的は消えてますね。 ただし、余の常として、力がある場所にはそれに反発する勢力、ねたむ勢力も必ず現れます。
それが、よりにもよって当時お金を貸したり財政援助としてお金をただであげていたフランス王フィリップ４世その人だというのですから、つくづく人間というのは権力と野望を持つと周りが見えなくなる脆い生き物だなあと考えてしまいます。
フィリップ４世は、テンプル騎士団は悪魔崇拝を行っている等の罪でフランス軍を動かし、テンプル騎士団に属していた騎士はもちろんの事、援助をしていた商人、民間人に至るまで問答無用で逮捕、即決裁判などを行いすぐに有罪とし、その騎士団が保持していた財力を自分のモノにしたといわれています。
ただ、騎士団が大きかったのでその分諸外国にも影響力を持っており、外国で活動していた騎士団の人々は
一部逮捕を免れた方もいたようです。
しかし本部が国王に押さえられて活動ができないので、支部だけでは騎士団を支える事は出来ず、急激に衰退を始めます。
そして、騎士団は活動を全面的に禁止され、１３００年初頭、フランスからテンプル騎士団の名前は消えました。
優れた金融システムを構築し、フランスでは最強といわれ、諸外国にも影響を与えたテンプル騎士団、その伝説は先にも述べたダヴィンチコードなどの映画でこれからも語り継がれていく事でしょう。
あ～私もテンプル騎士団に入ってみたかった！！！誰か、タイムマシンで過去に連れてって！！○ラえも～～～ん！！！
（真面目に終わるかと思ったのに最後にこんなオチがあるのか！！！真剣に聞いて損したわあああああ！！！！！）
ﾄﾞﾗえもーん（ＴＯＴ）
この騎士団は 金融機関として有益だったという事を何かで読んだことが有ります。
時がたつにつれ 騎士団は滞在した村から略奪こそしなかったものの
村人から食料を始め援助を受けていたようですね。
村人にすれば厄介払いだったという話も・・。
ご挨拶が遅れました。タウンでお見かけ 笑いを求めて飛んできました。
今日が素敵な一日になりますように(^◇^)ﾉ
王様でありながら（国として?）お金を借りなくてはいけない劣等感?
国家権力を屈指てまで財力を手に入れたい欲深さ、、、。
平和ボケで。そこそこのお金で幸せを感じる私には理解出来ずｗ難しいお話だったよ～＞＜。
でも。ダルクんの紳士さはテンプル騎士団から受継がれているのかなok(´∪`d))
【自己を犠牲にして巡礼者を守る】憧れる気持ちはわかるぞよ。