北山修『戦争を知らない子供たち』
- カテゴリ:日記
- 2010/11/22 16:21:48
1960年代のフォークソングの時代。
第二次大戦後に生まれた世代が20代後半となった頃・・・。
とてもはやった歌の作詞家のエッセイ。
今でも通用する「戦争を知らずに生きたい」という想いと
「人は人を殺したくないはずだ」という純粋さを残した世代。
彼は今の世をどう思うのだろうか。
動機のはっきりしない安易な殺人事件が氾濫する世の中を。
今、日本には一部、戦争を知っている人達もいる。
彼が生きていた時代から世界中で戦争が終わる事がなかったから。
でも、彼が語っているように、
私も声を大きくして、人の先頭に立って何かをするという気概はない。
自分の周りの幸せだけを祈るのは卑怯なのだろうか。
それともそんな社会に生きる事ができる幸せをかみしめるべきなのだろうか。
人生を考え始めるときりがない。
とりあえず、ニコで動こう。
そんな事を思った一冊でした。
ミーハーファンの友だちはどのカテゴリに入るのか悩みます。
きたやまおさむ(医者のときのペンネームだ)の
1年上だか下だかでそういう意味では
知り合いの知り合いだっ
しかも友人は北山修のミーハーだ!
そういう意味ではファンの友だちだっ
...たりして。
ぷ〜さんが読んだ本読んではじめて
大学時代のこと知ったんだよ
で、ネットでも詳しくわからなかった。
なんせDJとかしたわけだから そのへん
大学だけ行って医者になったのと多少違うと思うなぁ
これ読んだのもう10年くらい前なんで忘れちゃったなあ
でも悪い印象じゃないねぇ
だけど あたまよかったんだね もともとっ
気持ちとしては、著者が大学生、60年代終盤というつもりでした。
で、歌の方もタイトルとして知っている位ですね。
既に、反戦運動を知らない子供たちって感じです。
北山修作詞で、加藤和彦作曲が多かったのですが、加藤和彦はついこのまえ自殺してしまいました・・・
60年代は「第二次大戦後に生まれた世代が20代後半となった頃」ではなくて「10代後半」ですよ。
「帰ってきたヨッパライ」、「悲しくてやりきれない」(これはサトーハチロー作曲)、「イムジン河」(これは横槍が入って消されてしまった)、などなど・・・今も印象的なのは「オーブル街」とか。。。
年代に関係なく歌われていますよ。奥田民生の「悲しくてやりきれない」なんて素晴らしい。
ただ残念なのは、北山修はへっぽこ精神科医になった人で、彼のエッセイは、彼の世代の一般的な考え方や感性とは全然違うと思います。
自分の生活で目一杯の普通の人が、その延長で反戦運動などしたのが60年代だったのですから、日本だけでなくて、アメリカでも、ヨーロッパでも、そしてアジアでも。
傭兵になっている日本人や、
直接戦争ではないですが、後方支援でセンチに行く自衛隊員はやはり戦争を知っている人だと思います。
フレ牛さん、自分の事で一杯いっぱいなのは私も同じです。
ちょっとだけ考えたってとこかな。
周りどころか自分のことだけで一杯一杯です><
戦争を記憶している世代もどんどん少なくなってきてるんですね。
日本はあの戦争の後からずっと戦争していません。
もう戦争はしないんだと信じてきましたが、
戦争と平和って、常に考えていかなきゃいけない事なんだって、
最近思いマス・・