Nicotto Town


何かの紙の裏の、メモのたば


発掘?文..4まいめ。


今日は勤労感謝の日~。
タクティクスオウガ 運命の輪をやってるせいで、ログイン率低下。。。

ということで、ゲームばっかりやらず自作小説。

十数年前に書いたっぽい、発掘した文章^^;
昔、こんなの書いたんだなぁ。。。と懐かしみつつ書いてみる。

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 ここでルティムは何故、旅に出たかを簡単に説明を。

 ルティムが冒頭で確認の意味も込めてメモを読んでいたが、
 ルティムの旅の目的は魔王バラモスを倒すことである。
 10数年前現れた、魔王バラモスは世界の人々を苦しめている。
 アリアハンでこの人ありと言われた勇者、オルテガは人々を救うべく魔王討伐の旅に出た。

 …まだ幼いルティムを残して。

 しかしオルテガは魔王バラモスを倒す旅の途中、その志半ばで命を落とした。
 そんな父の遺志を継ぎ、ルティムは旅に出ることを決心したのだった。

 でもルティムは父が命を落としたなんて信じられず、
 心の奥底ではオルテガは生きているのではないかと思っている。
 だから、一番の目的は魔王退治だけど、その次の目的は父の足跡をたどること。
 父の足跡をたどれば、もしかしたら出会えるかもしれないと。

 そんな話を聞いたカラはレーベにいる知り合いのことを紹介したのだった。

 しかし……カラって根性ナシのようだ。
 バテて歩けないと愚痴をこぼしつつ、のろのろルティムの後を歩いている。
 そんな彼にルティムはあきれた。まぁ、当然のことなのだけど。

「ねぇ、カラ…もう少し早く歩こうよ。このままだと日が暮れるよ」

「だって、オレ疲れた。
 日が暮れたっていいじゃんか。星がキレイだぞ…今日は満月かなぁ」

「そうじゃなくて…日が暮れたらマズイんだってば!
 魔物が昼間よりたくさん出るようになるんだよ」

「…そっかぁ。夜は魔物たちの領分だもんなぁ……。
 そんなときに外出て襲われても文句言えないよなぁ。ううむ…」

 ポンッと手を打ち、カラは大変納得した。
 そんな彼を「納得するだけじゃダメなんだよ」と言いたげにルティムは見る。

「…仕方ない。裏ワザを使おう。あんまり、使いたくないけど…」

 カラは持っている肩掛けカバンをゴソゴソ探る。
 そして、取り出したモノはキメラの翼。
 これは一度行ったことのある所に一瞬で行くことのできるスグレモノなのだ。

「それ、なに?」

「ん、これ? ルティム知らないのか。
 これはキメラの翼。瞬間移動魔法(ルーラ)と同じ効果のあるアイテムだぞ。
 スゴイだろ?」

「へぇ、そうなんだ。
 でもそんな便利なモノがあるなら最初から出してくれればいいのに…」

「ルティム、最初からラクしちゃダメだぞ。
 旅は修行のようなものなんだから、苦労しないとな」

「う~ん、カラが言ってもあまり説得力ないかも…」

 確かに。
 体力&根性なくて、すぐに疲れて泣き言を言うカラに言われても…ねぇ。

「う…。と、兎に角。これ使ってレーベまで行くから。
 オレにつかまれよ、ルティム」

「うん」

 ぐっ…と気まずげに口ごもるカラ。
 ルティムのもっともな意見を聞き流しつつ、黄昏の空にキメラの翼を放り投げた。

アバター
2010/11/28 01:50
あさかぜ飛馬 さん

コメントありがとう^^
キメラの翼はルーラの魔法を覚えるまで、重宝しました~。
一瞬で町まで行けるし、魔物にはあわなくてすむし。
でも序盤で買うには割と高いアイテムだったイメージがあるけど^^;

フィールドの音楽を聴きながら、旅するのはのどかで良い感じだよね^^
スーファミ版になって世界地図が見れるようになってたけど、
まだ行ってない黒いトコロを、全部埋めるのも
ちゃんと世界を回ったんだなぁって、思えて良かったなぁ。

ちなみに、おれはドラクエもFFも好き。
だけど最近のは苦手かも。3D画面になれないというかなんというか^^;
だから両方とも初期のが好きだな~。
アバター
2010/11/24 00:27
そうそう、キメラの翼ってあったわよねえ~^^
まだ、ゲーム初心者だった私は、そんな物があるのを知ってゲームの中でもルティムと同じ事を思いました。「最初からそれ使えばいいのに」とw

初期のドラクエはのどかな動きと、未知の世界を、地図を歩くように足で一歩一歩と踏みしめて行く喜びを感じて、そこが楽しかったです。
反対に街へ着くと画面が変わり、自分がどこにいるのかさっぱり分らなくなるFFは好きじゃなかったです。
だから、ルーラ使うのは帰り道だけでいいんですよね。




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