気韻生動
- カテゴリ:勉強
- 2008/11/04 03:08:44
気韻生動(きいんせいどう)
意 味: 書画・詩文などの芸術作品に、気高い風格・情緒が生き生きと
満ちていること。
解 説: 「気韻」は、気高いおもむき、気品・風格のある様子。
中国六朝(りくちょう)時代、南斉(なんせい)の人物画の名手
謝赫(しゃかく)が、『古画品録』の中で画の六法の第一に
挙げたのに始まるといわれる。
英 訳: grace and elegance
用 例: その絵を見たとき、気韻生動の感銘を受けた。
哲文は西洋の絵画のなかにも「気韻生動」の内面美もあるとみて、
<陳舜臣・阿片戦争>
類義語: 光炎万丈(こうえんばんじょう) /
峻抜雄健(しゅんばつゆうけん) /
雄健蒼勁(ゆうけんそうけい)
六法とは南斉の謝赫がその著作『古画品録』の序において説いた,[1]気韻生動,[2]骨法用筆,[3]応用象形,[4]随類賦彩,[5]経営位置,[6]伝移模写で,気韻生動を絵画の最高理想とした。この話は歴代さまざまに解釈されてきたが,人物画が主流であった謝赫の時代から唐までは,人物の生命をいきいきと表現することを意味した。ついで唐末五代,荊浩の『筆法記』のなかには,松の気韻を論じており,広く自然界の物象に対しても考えられるようになった。宋の郭苦虚は,『図画見聞志』に〈気韻は師よりするに非ざるを論ず〉という章を設け,気韻生動を画家の内面にもとめた。そこでは骨法用筆以下の5法は,努力して会得することができるが,気韻生動は天与の才能と人格をそなえた人物のみが実現できるものであると主張した。この説は明の董其昌らに引き継がれ,長く文人画の根本的思想となった。
〔参考文献〕『古画品録』『歴代名画記』1,『筆法記』『圖晝見聞志』1
田中豊蔵『中国美術の研究』1964
参照:四字熟語データバンク &Goo辞書&地球旅行研究所
まだまだ日本語も知らないなー
勉強せねば!
日常生活では使えない。でも知ってると何か得した感じ(*^o^*)