「ひまわり」と「幸福」
- カテゴリ：映画
- 2010/12/03 01:55:17
「ひまわり」
「幸福」
どちらも 古い映画です。
ひまわりは 監督 俳優 映画音楽 みんな有名です。
「幸福」は そんなに 有名じゃないのかな。
アニェス・バルダという女性監督の作品。
ふたつの映画に共通するのは
一人の男と二人の女
ひまわり
イタリアの海辺の町で 出会い 恋に落ちた二人
しかし 戦争がはじまり 兵士として出征する男
戦争が終わっても 帰ってこない。
待つことに耐えられず ソビエトまで探しに行く女
そして 別の女と家庭を持った男をみつける。
決して忘れたわけじゃない
だけど 瀕死の状態で 雪の中に倒れていた男を
家までひきずって帰り 命を助けた女を
捨てることはできない。
Ｔｈｉｓ ｗａｓ ｔｈｅ ｌａｓｔ ｐａｒｔｉｎｇ ｆｏｒ ｕｓ．
遠ざかる列車の男を見送る女。
「幸福」
愛する女と結婚して 子供もでき 幸せな暮らし
ある日 街角で出会った女
フィーリングもぴったりと合い
新しい恋に落ちる
妻に知れるところとなった
「庭に りんごの木があるんだ
このりんごの木も好きだけど
あのりんごの木も好きなんだ」
二人の女のあいだを 行き来する男。
ある日 湖から妻の水死体がみつかる
事故なのか そうでないのか わからない
それでも
子供と三人 変わらない暮らしが続く。
「ひまわり」のほうは 社会主義国家になった国で
遠く離れた土地 という制約もついてくる。
でも 近くに住んでいても 許容できないのかな。
嫉妬心 独占欲・・・・・・
愛に 必ず しもべのようにくっついてくるもの
でも そんなものとは無縁の人もいる。
映画でいうと ニキータのエンディングもそんな雰囲気
前の恋人と新しい恋人の二人が
ニキータのいなくなった部屋で 二人過ごしている風景
二人で 同じ女を好きになった・・・・共有する
女も それを受け入れる。
そういうことのできる人は どれくらいいるのだろう
わたしは 子供時代の 虐待から 感情が封印されてしまったので 嫉妬心も 独占欲も あんまり感じないと思う。
地平線までひろがるひまわり畑をさまよう主人公
そこに かぶさってくる ヘンリー・マンシーニの曲
好きな場面です。
幸福は カメラワークが すばらしかった
「幸福」は綺麗な映像に流れてくるモーツアルトの音楽が印象的でした。^ ^
そう ほんとに 悲しい映画でした
子供の頃見たので、あんまり覚えてないけど。
ありがとう
大人になって ひとりで暮らすようになって 少しは解けてきてる
Ｏｌｉｖｉｅｒさんは とてもいい関係みたいですね。
それらが脳裏に渦巻いて、わずらわしくなったことがあります。
以来、記憶に蓋をする癖がついてしまいました。
でもある日それらを開放すると、当時とは全く違った感情に至り、
新たな思い出のかけらの一つに。
感情はやっかいなものですが、日々の生活を彩ってくれます。
たとえその時悲しくても、時間と共に変化することもあります。
nagataさんの感情、出ておいで～！
個人的に、独占欲・嫉妬心はほとんどありませんね。
「これから女の子と食事してくる」と言ってくれたら、それで満足。
「信頼・尊敬」が根っこにあるので、ちょっとやそっとじゃびくともしません。
相手にも常々それを伝えているので、“覚悟の行動”なら潔く身を引きますね、私なら。
ひまわりの音楽は ヘンリー・マンシーニ楽団のもの ピアノバージョン ジャズアレンジ いろいろあるけど
私は ピアノが好き。
ｔｏｕ ｔｕｂｅ には いろいろあるけど
これは背景の映像が あらすじになってる
ひまわりは ヴィットリオ・デ・シーカ監督 ソフィア・ローレン マルチェロ・マストロヤンニ
ひとつかふたつ前の世代には いっぱいあったんですね。
そんな内容なんですね
同じような話、で 実話は
戦争をはさんだ世代には
たくさん あったようですね
虐待が原因で、嫉妬心も独占欲も ふくれあがってしまった、という
そんな人もたくさん いますが
嫉妬心や独占欲は 私の考える「愛」とは 真反対にあって
これらがくっついてくるのは、むしろ 「情欲」「情念」「恋情」かな・・・
とても よく似ているから 区別しにくいけどね
恋は人をしばるけど 愛は人を自由にする 自分も、相手も。。。