Nicotto Town


夢と空と雲


壊れゆく片割れ 4

「こういうこと。」

ニコリと笑う、華々里…

「だから…ゴメンね…心配させて…」

「いえ、謝らなくて良いですよ…」

「そう…」

少し、しゅんとしてるような…

「どう?住み心地は…?」

「はい、とても良さそうで…」

「さっき、あんた達の作りの親が探してたよ…?」

あぁ、あの嫌な大人のことですか…

「安心して、あんた達みたいなの行く学校あるから。」

「そうなの!!楽しみ!!」

何か、明るくなってますね…

「てかここら一帯はそういうのバカリでね…」

「そうなんですか…」

そういう地域って、あったんですね…

「じゃあ後は任せたよ。家具とかご自由に…」

「はーい!!」

華々里…何か嫌な予感がするのは私だけでしょうか…?

「よーし!!!二人暮し楽しもうね!!佐々里!!」

「はいはい…」

私は厭きれたように返事をした。

―Happy ending―




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