一度食べてみたいもの
- カテゴリ:グルメ
- 2009/03/20 02:03:03
『バベットの晩餐会』(1987年・デンマーク)という映画がありまして、
その中で見た料理が一度食べてみたいですね。
この映画、「晩餐会」とつくくらいだから豪華な料理が出てきます。
でも、私が食べてみたいのは違うものだ。
19世紀、ユトランド半島の海辺の村に牧師と美人姉妹が住んでいた。
美人姉妹を目当てに若者がミサに訪れる月日も過ぎ、
牧師が亡くなったあとは、未婚の老姉妹が祈りの場を維持していた。
貧しいひとり暮らしの家庭に、老姉妹は食事を届けることを日課としていた。
とても貧しい寒村で、限られた食材で作られたその料理は、施しを受ける人々にも不評だった(老姉妹はメシマズw)
ある日、革命のパリから逃げてきた女性を教会で預かることになった。
家政婦としてタダで置いてくれと懇願され、家事は家政婦に任せて老姉妹は信仰に没頭するようになった。
で、ここで、そのまずい料理をこうやって作るのよと、
老姉妹が家政婦に教えるんだけど、干しだらを水で戻し、牛乳で煮、
じゃがいもを潰してすりつぶした干しだらと混ぜる~という料理。
味見をした家政婦は首をひねり、翌日には工夫して料理を完成させる。
老姉妹がいつも通りに食事を配って歩くと、
感謝の言葉を述べながらも、またまずい料理かと落胆しながら口に運ぶが、
ひと口食べてその美味しさにむさぼるように食べる貧者。
私はこの料理が食べてみたい!w
手元に、『フランス・ブルターニュ地方 修道院のレシピ』という本がある。
この修道院系のリセで料理の教科書として使われてるものを和訳したもの。
この中に、似たようなレシピを見つけた。
(6人前)
干しだら 500g、じゃがいも 500g、牛乳 2カップ
油 1カップ、にんにく 1片、コショウ、ナツメグ
干しだらを2つ、または4つに切り分け、24時間塩抜きする。
(三枚におろしたものなら12時間)
大きな器の中に皮を下にして干しだらを並べ、金網や皿でふせる
魚がかくれるぐらい水をそそぎ、ときどき水を替える
鍋に水をはり、干しだらを入れる。弱火で沸騰寸前までゆっくりと煮立たせ、そのままの状態で10~15分静かにゆでる。沸騰させてはならない
皮と骨を取り除く
鍋に少量の油と薄切りしたにんにくを入れ、軽く炒める
干しだら入れ、身をほぐす
木杓子かすりこぎで手早くすりつぶしてペースト状にする
ゆでたじゃがいもも混ぜてすりつぶす
油大さじ2~3杯分と沸かした牛乳を交互に少しずつ加え、粘りのあるピューレのようになるまで練り合わせる
コショウ、ナツメグで味をととのえる
これは映画のものとは違う料理だけど、雰囲気は似ている。
でも、さすがに作りたくはないなー。
そういや映画では、黒パンを黒ビールで煮込んだ粥状のものもあったな。
あれは混ぜるんだったか、どうだったか。。
どっちかというと、老姉妹の作った不味そうなのが食べてみたいw
で、明日は墓参りへ行ってきます。
痴呆老人である母親と、お嫁さんの間に繰り広げられる
嫁姑戦争の渦中へ、いざorz
鱈ですねー。乾物屋さんでも見かけるので、日本でも出来そうです。
そのピューレ状というか、映画のマズメシは糊状でしたが、スプーンで食べながら
パンを食べてたような記憶?
形状からして美味しそうじゃないってのが魅力ww
>takoさん
おお、同士よ!
あとから出てくる豪華なお料理よりも、あの干しだら料理が印象強くて忘れられない!><;
一食分は完食したくないけど、味見だけってのはダメなのかね~w
>カリスマ・Kさん
斜めに読むだけ勇者だなーー。
墓参りの現実逃避で打ち込んだ無駄に長い文章、私なら読む気はしないww
乙でした!w
>キョロさん
「ハンニバル」ですな。
おいしそうに料理してたじゃないすかーww
上に書いてある、『フランス・ブルターニュ地方 修道院のレシピ』には脳みそ料理も書いてあります。
羊、子牛、牛では茹で時間が倍々に違うのだぞ!
「羊たちの沈黙」シリーズ
おえ
お墓参りいってらっしゃいませ^^
干しだらって魚のタラですよね?
でもペースト状やら、ピューレ状やら、なんか固形物のない料理なんですねw
お墓参りご苦労様です。
嫁姑戦争、お気をつけてw