パキスタン部族地域行政庁舎で爆破テロ
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- 2010/12/07 18:01:45
【12月7日 AFP】パキスタン北西部部族地域のモハマンド(Mohmand)地区で6日、行政庁舎で行われていた部族会議を狙った自爆攻撃があり、少なくとも40人が死亡、60人が負傷した。このうち25人は重傷だという。
自爆攻撃があったのは、モハマンド地区の中心地ガラナイ(Ghalanai)にある総合行政庁舎。地元政府高官によると、自爆犯2人は地元警察の制服を着ており、1人は正門で、もう1人は庁舎内で自爆したという。当時、庁舎内では地元政府高官、部族長老、反タリバン組織のメンバーら100人あまりが集まり、会議を行っていた。
自爆攻撃については、反政府武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」が犯行声明を出し、TTPに武力で対抗しようとする者は誰であれ、死で報いると宣言した。(c)AFP/Lehaz Ali
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2778203/6556036
アフガニスタンに国境を接するパキスタンでは、アフガニスタンの影響を強く受けている国で、
特にアフガニスタンよりの地域では現在でもパキスタン政府以外に、連邦直轄部族地域と
言われるパジュトゥーン人の住む地域があり、タリバン勢力の浸透によって、パキスタン政府
と紛争がしばしば起こっている場所です。
2001年9月11日にアメリカで起こった同時多発テロを切欠に、翌月の2001年10月
にはアフガニスタン北部同盟とアメリカが強調し、アフガン戦争に発展したのですが、
国境を接するパキスタンにも、タリバンやアルカイーダの潜伏先があるといわれ、
アメリカはパキスタン政府に協力を要請、2002年7月からパキスタン軍が同国内の
連邦直轄部族地域に軍事侵攻し ワジリスタン紛争 と言う名前で呼ばれ、現在も戦闘が
続いています。