続、Dr大竹の憂鬱
- カテゴリ:サークル
- 2010/12/12 01:32:52
「大丈夫、私に任せてください」
患者の不安を取り除いてやるのも医師の大事な役目だ。
「本当に・・・。信じていいんですね?」
「もちろん最善を尽くします。次に目を開けた時、貴女は素敵女子に生まれ変わっていますよ」
患者はうなづいた。
「素敵女子になったら名前を変えてみたらどうですか?」
「そうですね~どんなのがいいかしら」
「う~ん。じき子! 漢字なら磁気子なんてどうかな?」
「絶対に嫌!」
「・・・」
「まあ、名前は後でゆっくり考えましょう」
患者は、うなづきゆっくりと目を閉じた。
「よし、これより手術を開始する。局部麻酔かけろ!」
そこからの3時間は、実に密度の濃い時間になった。
一分の隙もないメス捌きで、腫瘍を取り除いていく。
「先生?」
患者に背を向け出て行こうとする大竹に看護婦が不安そうに聞く。
「もう、終了だ…」
Dr大竹にミスはなかった。速度、精度共に彼以上の術式を行える者はこの病院にはいないのだ。
「また一人患者を幸せにしてしまったな」
Dr大竹が、術後にデスクで飲むコーヒーは苦い。
そうして、彼女が退院して一週間。
術後経過の確認のため、来院していた。
「あの~先生?」
「ああ、経過はどうですか?」
「アノですね…。本当に素敵女子になれたのでしょうか?」
「というと?」
「なんだか、声を掛けてくるのは変なナンパとか、よくわからんおっさんばかりなんです!」
「・・・ ・・・」
「素敵女子なら、ミッチーとかあの辺のレベルが声を掛けてくるはずですよね?」
「・・・」
「つまりこれって、しっ」
「待って下さい、それじゃあ貴女は、私の手術が失敗だったと言いたいわけですか?」
「そこまでは、言ってませんけど、結果は~」
Dr大竹は、指を鳴らした。
すると、辺りに看護婦が数名現れた!
「BGMスタート!」
Dr大竹「HEY GIRL?」
看護婦さんたち「Yeah!!!!」
Dr大竹「経過はどうだい~?」
看護婦さんたち「So Good So so good!!」
Dr大竹「HEY GIRL?」
看護婦さんたち「Yeah!!!!」
Dr大竹「調子はどうだい~?」
看護婦さんたち「そ~ぐ そそ~ぐ」
ひじき「なんだか言いくるめられている気がする・・・」
素敵女子への道は長く険しい!
(完)
ひじきさん退院おめでとうございます。
毎朝西に向かいお祈りしたかいがあったというものです。
退院に際して、ひじきさんの大好物ということ&入院ということでこのチョイスになりました。
この物語はフィクションですが、所々ノンフィクションも混ざっています。
追伸:じき子、いけると思います!本当にw
そぐ~そそぐ~が判らないベイベー用
→http://www.nicovideo.jp/watch/sm6435429
私なんて、もう誰にも掛けてもらえない(-_-)
Dr大竹さんに頼もうかな(≧∇≦)
読ませていただきましたよ♪
いいなあwDr大竹。
うちの病院にもこんな楽しいDrが
いたら明るい診療風景が見れる
ことでしょう(笑)
(そういえばリアで歌って踊れるナースを
めざしてた子がいたな~ww)
あ!やっと「そ~ぐそそ~ぐ♪」が
分かっちゃった☆
ん?美容整形ですか??
手術お疲れ様でした~
手術はきっと大成功ですよ~(^_-)-☆