Nicotto Town



続、Dr大竹の憂鬱

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「大丈夫、私に任せてください」

患者の不安を取り除いてやるのも医師の大事な役目だ。

「本当に・・・。信じていいんですね?」

「もちろん最善を尽くします。次に目を開けた時、貴女は素敵女子に生まれ変わっていますよ」

患者はうなづいた。

「素敵女子になったら名前を変えてみたらどうですか?」

「そうですね~どんなのがいいかしら」

「う~ん。じき子! 漢字なら磁気子なんてどうかな?」

「絶対に嫌!」

「・・・」

「まあ、名前は後でゆっくり考えましょう」

患者は、うなづきゆっくりと目を閉じた。

「よし、これより手術を開始する。局部麻酔かけろ!」

そこからの3時間は、実に密度の濃い時間になった。

一分の隙もないメス捌きで、腫瘍を取り除いていく。

「先生?」

患者に背を向け出て行こうとする大竹に看護婦が不安そうに聞く。

「もう、終了だ…」

Dr大竹にミスはなかった。速度、精度共に彼以上の術式を行える者はこの病院にはいないのだ。

「また一人患者を幸せにしてしまったな」

Dr大竹が、術後にデスクで飲むコーヒーは苦い。



そうして、彼女が退院して一週間。

術後経過の確認のため、来院していた。

「あの~先生?」

「ああ、経過はどうですか?」

「アノですね…。本当に素敵女子になれたのでしょうか?」

「というと?」

「なんだか、声を掛けてくるのは変なナンパとか、よくわからんおっさんばかりなんです!」

「・・・ ・・・」

「素敵女子なら、ミッチーとかあの辺のレベルが声を掛けてくるはずですよね?」

「・・・」

「つまりこれって、しっ」

「待って下さい、それじゃあ貴女は、私の手術が失敗だったと言いたいわけですか?」

「そこまでは、言ってませんけど、結果は~」

Dr大竹は、指を鳴らした。

すると、辺りに看護婦が数名現れた!

「BGMスタート!」



Dr大竹「HEY GIRL?」

看護婦さんたち「Yeah!!!!」

Dr大竹「経過はどうだい~?」

看護婦さんたち「So Good So so good!!」

Dr大竹「HEY GIRL?」

看護婦さんたち「Yeah!!!!」

Dr大竹「調子はどうだい~?」

看護婦さんたち「そ~ぐ そそ~ぐ」

ひじき「なんだか言いくるめられている気がする・・・」
 
素敵女子への道は長く険しい!

(完)




ひじきさん退院おめでとうございます。

毎朝西に向かいお祈りしたかいがあったというものです。

退院に際して、ひじきさんの大好物ということ&入院ということでこのチョイスになりました。

この物語はフィクションですが、所々ノンフィクションも混ざっています。

追伸:じき子、いけると思います!本当にw


そぐ~そそぐ~が判らないベイベー用
→http://www.nicovideo.jp/watch/sm6435429

アバター
2010/12/15 00:42
声を掛けられるだけ、良いじゃないですかね~(^^)
私なんて、もう誰にも掛けてもらえない(-_-)
Dr大竹さんに頼もうかな(≧∇≦)
アバター
2010/12/13 20:27
あはははw前回の分と合わせて
読ませていただきましたよ♪
いいなあwDr大竹。
うちの病院にもこんな楽しいDrが
いたら明るい診療風景が見れる
ことでしょう(笑)
(そういえばリアで歌って踊れるナースを
 めざしてた子がいたな~ww)
あ!やっと「そ~ぐそそ~ぐ♪」が
分かっちゃった☆
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2010/12/12 20:01
手術お疲れ様でした~^^
ん?美容整形ですか??
アバター
2010/12/12 11:08
Dr.大竹様
手術お疲れ様でした~

手術はきっと大成功ですよ~(^_-)-☆



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