Nicotto Town


エクスクラメーションの無駄遣い


みんな注目!小説書いたので感想ください!!

僕の足は、とある病院に向かっている。
理由なんてものはただの後付けに過ぎないと僕は思うのだが、実際のところは単純作業のごとく繰り出す足を止めるなんていう思想すら持ち合わせていなかった。
「お兄ちゃん」
彼女がそう、呼んでいる気がして。

「待った?」
僕にとってこの5分間は幸せな時間だった。
「ううん、全然待ってないよ。お兄ちゃんが来た音で目が覚めたんだから」
彼女はそう、少しやつれた顔で笑顔をつくる。目の下には、くまができていた。
「・・・そうか、調子はどうだ?」
「すっごく元気だよ!もう、一人でも歩けるもん!」
彼女に嘘をつくと目が泳ぐ癖があるのは知っていた。
僕は、そんな彼女を妹のように思っている。

僕の家の隣には、孤児院がある。
生きる希望を見出せなかった僕は、ただひたすら窓の外を見つめていた。
虚空を見つめていた僕の目の中に、彼女が飛び込んできたのは言うまでもない。
窓際で静かに本を読んでいた少女に、
惹かれた。
僕のような人間が、恋愛感情とは別に何かに惹かれるなんていうのは本来ならば有り得なかったのに、
惹かれてしまった。
だから僕は彼女が病気で倒れたというのを聞いて、真っ先に病院に向かったのである。

「お兄ちゃん?何ボーっとしてるの?」
「・・・なんでもない。ちょっと昔のこと思い出してただけだ」
それから僕は、毎日彼女の見舞いに来ている。
5分間という短い面会時間の中で繰り広げる他愛も無い会話。そのためだけに、僕はここに居ると言っていいだろう。
しかし本来、この5分間というのは彼女の為に存在していたものであったのだが、いつしかそれは彼女の為だけでは無くなっていた。僕にとっても、この5分間は日々の日課になりつつあったのだ。
「お兄ちゃん」
「何だ?」
「あたし、死ぬのかな」
突然の彼女の言葉に、少し戸惑う。僕は彼女をなだめるように、口を開いた。
「死なないよ」
本当だという保障は何処にもなかった。
「僕が、死なせない」
「・・・」
「死ぬのを怖がったら、それで終わりだ」
自分の中からすらすらと出てくる台詞に、内心驚いていた。
「・・・うん、わかった」
彼女は、何処を見つめていたのだろう。
でも、あの時僕に力をくれた彼女に、今度は僕が力をあげる番だと確信したのだ。
「ごめん、もうすぐ5分だから、僕もう行かないと」
「・・・もっと、話したいな」
「でも、面会時間は5分って約束だったろ?」
少し煮え切らない表情の彼女の頭をそっと撫でた。
「また明日、来るから」
小さく手を振る彼女に背を向けて外に出る。
僕が扉をしめようとした瞬間、見えたのは意外な光景だった。
彼女の口が動いていた。
声は出さずに、口の動きだけで。
あ・り・が・と・う。
じわりじわりと込みあがってくる気持ちがなんなのか分からないまま、僕は扉を閉めた。
誰にも顔を見られたくない気分だった。

僕は、知っている。
僕は、彼女の命がもう長くはないことを知っている。
だから僕は絶対に君の事を死なせない。
彼女がそう信じているのならば。
明日は、来るのだから。

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ぷぎゃああああああ!!!!!
なんかいろいろすいません。そして長い。。。
読んだ人は是非コメントしてください!お願いします!!

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2010/12/21 13:16
関西弁wwww
いえいえそんなwww

これからよろです!(*´ω`)ノシ
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2010/12/21 13:08
めっさ文才ありますやん!
興奮して関西弁になってしまいました。関西出身じゃないのにw

これからよろしくお願いします^^
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2010/12/18 22:46
ありがとうございます^^
ゆかこ♪ちゃんも小説上手ですよ!!
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2010/12/18 22:41
うわぁ!

すごいです!

上手です!
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2010/12/15 16:43
コメントありがとうございます!!
リンいいですねw私も好きですよ~^^

三人称ですか・・・
今まで書いたことなかったので、参考にしたいと思います(*´∀`)
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2010/12/15 16:39
読みましたよ。最後の口パクが、いい…!

小説は専門外なので、批評とかまではできません。ごめんなさい。

でも語彙は多いし、この分量で起承転結がきちんと成立していますし、良作だと思いますよ^^
私は好きです。

おにいちゃん、ぜったいイケメン。
妹ちゃん、ぜったい色白美少女。なぜか鏡音りんちゃんのイメージが…w

個人的な希望を言えば、三人称の文章も読んで見たいです。
モノローグを使わずに、人物・情景・状況説明しつつ完結に終わる文章が大好きなので。

コメントだけなので好き勝手いっちゃいましたが、次回作も楽しみにしてますね(^w^ノシ
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2010/12/15 15:25
コメントありがとうございます!
いえいえ私に文才なんて・・・><

これから文才探しの旅(?)に出ます←
他にも小説書いていきたいと思っているので、感想くれると嬉しいです(*´∀`)ノシ
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2010/12/15 07:29
何言ってんですか~~~!
文才あるのはめそさんですよ~~~~(^^)
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2010/12/15 02:14
こんばんわ。
死をテーマにするなんて、すごいなぁとおもいました。
読みやすくって、スススっと読むことが出来ました。がんばってね。
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2010/12/15 00:12
いえいえ師匠だなんて・・・

そもそも私が小説あげようと思ったのは、
ゆり姫さんが書いてるのを見たからなんです!

私こそ師匠と呼ばせていただきます☆
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2010/12/14 23:22
良い話!!!
ファンになりました!!!
師匠!!!
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2010/12/14 21:48
コメントどうもです^^
ありがとうございます!!
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2010/12/14 21:28
はじめまして!

めっちゃいい^^




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