ドラマ【相棒season9】
- カテゴリ:テレビ
- 2010/12/16 16:24:17
【感想】今回はミステリーというよりドキュメンタリー的な内容のバリバリ社会派でした。いやもう社会派というより、社会そのものでした。柴田という人物はもちろんドラマ中のフィクションですが、彼のように追い詰められた低所得労働者はこの2年でたくさん出ました。その中には柴田のように死を選んだ人もいたかもしれません。杉下・神戸コンビには珍しく、自分たちの足を使って地道に捜査し、派遣切りにあったバブル崩壊後の就職氷河期でまともな就職ができなかった男性の最期の1年の足取りを浮き彫りにした回でした。まるでとっても豪華なクローズアップ現代を見せられているような気分でした。最期、何故彼が痛い思いをして自分を傷つけてまで自殺を他殺に見せる必要があったのかは、ちょっと説得不足でしたけどね。あと、寮があるという話だけ聞いていきなりアパートを引き払ったのも、ちょっと早計な気がしました。普通引っ越す時には引越先が決まってから引き払うよなぁ…。とまぁ細かいツッコミ所はありましたが、社会派面でそれを補って余りある迫力がありました。この手の話を今まであまり聞いたことがない人にとっては、まだ若くて五体満足で資格もあって家族もいる、そんな人がこんなに追い詰められたりするのだろうかと思われるかもしれません。しかし以前見たドキュメンタリーによると、そういう人が今追い詰められやすい立場にいるらしいです。皆が、え、こんな人がどうして就職できないの?性格に問題があるんじゃないの?仕事なめてんじゃないの?甘えてんじゃないの?と見てしまうので、その分何か障害がある人よりハードルが上がるんだそうです。しかも他人からそう見られることを充分自分でもわかっているので、助けを求めず自滅していく人が多いんだとか。今回は相棒の脚本家さんの中でも特に社会派を書かせたら右に出る者がいないと言われる櫻井氏が、渾身の力を込め社会の底辺で声なき声を上げ死んで行く若者たちの姿を描き上げたと言えるでしょう。ミステリーとしての出来がどうこうよりも、この問題をここまでストレートに真正面からとらえた姿勢を讃えるべきであり、自分が柴田のような立場に立ったらどうすればいいのか、また今の自分はこういう社会で何ができるのか、ちょっとでも考えるきっかけになればいいと思います。
いいことばかりではありませんけどね^^;
今回、身につまされたという視聴者が多かったようです。
それだけリアリティがあったということですね。
都会に生まれてたらこんな感じになってただろう・・・と。
都会は闇が多すぎる。怖いねぇ。
田舎が一番だわ。
社会派ドラマとしての質は高かったですね。
まかろんさまもいつも朗らかなようでいて、いろいろ苦労されてるんですね…。
見たい番組がかぶるとつらいですよね><
私もつい昨日、仲間の出る2サスが見たかったけど、
SPEC最終回だったんで泣く泣くそっちの予約を優先しました><
まかろんも、正社員ではなくて、契約終了になったことや、
お友達もワーキングプアで悩んでいる人や、仕事が見つからない人、沢山知ってます。
ハローワークに行くと外でそんな交流さえありますw
今は若者が社員として働けないのも問題ですが、それなりの年齢層の就職難も大問題ですね。
などと、そちらの感想を書いてみたものの、またも録画が失敗しました。
どうも時間帯が被る予約を入れると、優先順位があり、先に予約入れたモノは消されるとゆー仕組みを
今さら勉強しました▄█▀█●
テレビの録画がうまくいかないのも大問題ですな><