オペラ座の怪人
- カテゴリ:映画
- 2010/12/17 23:52:39
実はとても好きな小説のひとつだったりします。
短大の時でも、仮装大会ででファントムの格好をしたくらいです。
ちゃんと、紙粘土で仮面を作り、友達がマントを縫ってくれて、すごく凝ったコスプレでした(^^;)
劇団四季の舞台も見に行きましたし、今日テレビでやっていたのもしっかりと見ました。
そしていつも思います。
果たしてファントムは悪者なのか??
ラウル子爵が正しくて、クリスティーヌはそんなに清らかなのか??
何度読み返しても、いつもその考えにたどり着いてしまいます。
もしあなたがクリスティーヌの立場だったら、ずっと見守ってくれていた人と、幼い頃からの思い人とどちらかを選ばなければならないとしたら、どうしますか??
今回の映画ではあまり表現されていませんでしたが、小説ではその後のファントムの言葉が心にしみます。
また、ラウル子爵が思い出の品を求めたのも書かれています。
いまだに、オペラ座にはファントムが住んでいる、といわれています。
実際に、シャンデリアが落ちたらしい事件もあったそうですし、クリスティーヌのモデルらしき人物もいたそうです。
もし行く機会があれば、オペラ座の地下に本当にある、あの水路に入ってみたいのですが、現在ではすでに水没してしまっていて、この物語が本当にあったかどうかですら、定かではないとか。
この機会に、また読み返してみようかな、と思いました。
そしてまた迷うのでしょう。
ファントムとラウル子爵の間で・・・。
そーなんです、原作者のガストン・リリーが色々と取材した物語ですから、余計に「今でもファントムがオペラ座にいるかもしれない・・・」と思っちゃうんですね。
確かにファントムは悪いことをしましたが、悪人かといわれるとそうも言い切れない部分がありまして、そこに惹かれてしまいます。
そういう私は、今も昔も「ファントム派」です(^^;)
17日の映画も私の大好きな四季の俳優さん達が演じられると聞いたから観たという……^^;
原作者がかなり詳しく取材してたようなので、現実と虚構が入り混じった不思議な作品ですよね。
私がクリスティーヌの立場だったら……
若い頃ならラウル子爵だったと思うけど、今ならファントムに付いて行くかも。
確かに反社会的な行為も色々としたのだけど、ファントムだけが悪いのかといわれたら
どこか違うような気がする。