『第9地区』
- カテゴリ:映画
- 2010/12/19 12:10:55
『第9地区』
劇場公開を見逃していてやっと、DVDで観る事ができました^^;
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソンが製作を担当。南アフリカ
出身の新鋭ニール・ブロムカンプ監督が、05年製作の自作短編を長編として作り直
したSFアクションドラマ。
1982年、南アフリカ上空に突如UFOが飛来。政府は不気味な容姿をした異星人を
難民として受け入れるが、やがて彼らの特別居住区「第9地区」はスラムと化す。
2010年、難民のさらなる人口増加を懸念した超国家機関MNUは難民を「第10地区」
に移動させる計画を立てる。
予告の雰囲気からブラックユーモア満載の笑って観るタイプの映画だと思っていましたが、
全然違いました。なかなか、リアルな映像で南アフリカ/ヨハネスブルグという舞台設定が、
第9地区のスラム感や差別問題、武器商人の存在等、SF映画とは思えないリアリティさで
描かれています。
エイリアンもグロいルックスで最初はキツイなぁ(-_-;)なんて思っていましたが、
人間臭いんですよね^^;エイリアンの名前もクリストファー・ジョンソン。なんて知的な!
子供エイリアンも徐々に可愛く見えてきます(゚∀゚)アハッ♥
観てるうちに白人が一番怖い存在になっていきます・・・現実と一緒(。・_・。)
作り自体は銃撃戦あり、グロさ満載なSF映画になっているけど、単純に異性人に
置き換えたアパルトヘイト、難民問題を描いた政治的な映画なのかも。
結構、含みのある映画でした。
エイリアンの好物が猫缶っていうのは笑いを誘いましたね^^;
自分達の武器と猫缶100個をトレードするなんて・・・
武器を利用すれば?なんて思ったりして(。・_・。)
南アフリカであることがポイントなんでしょうね・・・
でもエイリアンの好物が猫缶って!?
あのエビのようなエイリアンは実際に南アフリカにいる生き物がモデルとなっているらしいです(。・_・。)
生き物の名前はParktown Prawn(パークタウン・プローン)。
Prawn=「海老」という名前ですが、海老ではなく昆虫。
Parktown=「パークタウン」とはヨハネスブルグの郊外の名前。
「巨大なバッタ」のような外見でサイズは10cmくらい。1m程ジャンプするらしいです。
映画のように、黒い液体をお尻から出すことも・・・日本にいなくてよかった^^;
ナイジェリア人の描き方も酷かったですね(-_-;)
南アフリカへのイメージが・・・
あのエイリアンさんたちって、イセエビ・・(笑)、
映画のなかでも”ブロン”と呼ばれていたし、笑ってしまったわ。
でも、内容は、ルイ様の言われるように、シリアスでしたね。
エイリアンに対する人間側の態度や言動は、
おそらく、実際の南アフリカでのアパルトヘイト社会でも
なされていた事なのでしょうね。