世界の片隅でそっと愛をつぶやく
- カテゴリ:スポーツ
- 2010/12/26 04:41:25
今日は完全に独り言モードです。
どこにも吐き出せない思いなので、せめてここに。
フィギュアスケート、全日本選手権の男子シングルをテレビ観戦しました。
高橋選手は、思うように身体が動かない「今ある状態」を受け入れて
その上で「今できること」を精一杯やってくれたと思います。
立派だったと思います。
彼は一言も口に出しませんが、グランプリファイナルの公式練習中の
アクシデントが影響しているのは明らかです。
今期、チーム高橋は、明確に計画を立てて調整を積んできていたと
思われます。
まずは演技構成点をさらに上げるための戦略。
そのためにハードになったプログラムを滑りきる体力づくり。
ジャンプの調子はシーズン通して少しずつ精度を上げ、
スピンなどのレベル取りは実際に試合に出てみて検討する。
おそらくそれはとても順調に進んでいたんだと思います。
シーズン初めはミスの目立っていたジャンプも、ファイナル直前の高橋君の
コメントでは、かなり修正できていた感じで、気合のりも十分で
私などは「おいおい、今から飛ばしたら3月までもたないぞー」と
思っていたほどでした。
それが公式練習の一瞬の出来事で崩れてしまいました。
なぜファイナルを棄権せずに出場したかは知る由もありません。
ですが結果だけを見れば、こんな高橋大輔はあり得ない、という姿を
ファンは目の当たりにしました。
そしてそれは全日本選手権まで引きずることとなりました。
ショートが終わった段階で、ついに長光コーチが「ひとつだけ願い事が
かなうならファイナルの練習前に戻して欲しい」と涙声で苦しい心情を
吐露してしまいました。
会場全体も、見守るファンの悲痛な祈りにも似た大声援に包まれる中、
今日のフリー演技は、エースの意地もプライドも捨てた、高橋大輔の凄みの
片鱗もないものでした。
しかしそれは「今できること」の最大限をやり遂げた演技だったと思います。
演技後、ぐっと握りこぶしを作った高橋君は、カッコ悪くても頼もしかった。
実は昨日のショート後、コーチについている本田君が思わず解説席で、
「これが最低ライン。まだできることがある」と言っていました。
どんなに不条理で残酷なものであっても現実を受け止め、そのなかで
最善を冷静に模索する・・・
なんというか、2人とも「男の子」だなぁ、と。
かつて14才のときから、たったひとりで日本を背負わされ、最強ロシア勢と
闘ってきた本田君も、現役の最後は怪我に苦しみもがきながらの戦いでした。
まるで次のエースとして高橋君がやっていけるのを見届けたようにして
引退した日が、思い出すと胸を締め付けられるようです。
今、高橋君を一番理解し、一番支えているのは本田君、なんだろうね。
ニコでまゆねこさんに出会えて嬉しいです。幸せですっ!!
私のとこのコメントで叫んでくださってありがとうございます❤
これから、四大陸も世選もあるし、一緒に応援していけたら嬉しいです❤
うんうん、キナコさんのおっしゃる意味合いの「凄み」はありましたね!
高橋君自身には「もっと動けるのに!」というジレンマがあったんじゃないでしょうか?
それでもその時点でできないものはしょーがない。
ジャンプも慎重に、スピードも抑えて、ステップは稼動域を最小限に
そんなふうにすべての動きに制約をかけて、最後まで滑りきった感じでしたね。
本当に、気持ちだけでなんとかしちゃいましたね。
きっとこの悔しさはワールドで爆発すると思いますよ!
本当の高橋大輔の姿は こ れ だ !! っていうね。
それにしても、ニコでキナコさんに出会えてウレシイです。
こんなふうに思いを同じくして同じ選手を応援できるの、幸せ♪
高橋選手の演技に感動して朝を迎えてしまいました^^;。
私は高橋選手の演技の中で今日は
今まで見たこと無い高橋選手を見た気がしましたよ。
こんな面もあるんだ~って。そしてそんな姿を
惜しげもなくなりふり構わず見せてくれた。
今までと違う強さ…生き様って言ったらちょっと言い過ぎかな?
上手く言えませんが、そんな意味合いの凄みと気持ちの強さをを見せてくれた気がします