気になっていた映画「白いリボン」観てきました♪

年末だし、朝一の回だし、TVCMもしていない映画だし･･･と思い上映時間ギリギリで
劇場に行くとチケット売場に行列！残席残りわずかの札が！！えっ！Σ(ﾟДﾟ；ｴｰｯ!！
2回目上映に回されたらどうやって時間を潰そうかなどとﾄﾞｷﾄﾞｷしながら行列に並びま
したが、なんとか1回目上映で観る事ができました＾＾；


『ファニーゲーム』『ピアニスト』などのドイツの鬼才、ミヒャエル・ハネケ監督による
ミステリー。第一次世界大戦前夜、北ドイツの小さな田舎町。
はじまりはドクターの落馬事故だった。小作人の転落死、男爵家の火事、荒らされ
たキャベツ畑、子供の失踪。それぞれの事件が、徐々に村の空気を変えていく。
誰の仕業なのか、皆が不信感を募らせる。そして村人たちの素の顔が、次第に浮
き彫りになっていく。敬虔な村に潜む、悪意、暴力、欺瞞(ぎまん)の連鎖。
少年の腕に巻かれた白いリボンは、「純真で無垢な心」を守れるのだろうか･･･。
カンヌ国際映画祭パルム・ドール、ゴールデングローブ賞外国語映画賞をはじめ多数
の映画賞を受賞。


音楽も無くモノクロ映像で淡々と描かれる映像世界は監督の持ち味というべき不穏さ
を感じさせます。
ﾊｴの飛び交う音、稲を刈る音、部屋の床の軋む音などリアルな空気を漂わせています。

観客も村人の一員になった感覚で事件を知っていく事になり、人間が持つ妬みや欲望、
悪意を見せ付けられていきます。
徐々に見え隠れする子供たちの残虐性が一番恐ろしかったですね(｡u_u｡)
その後のナチズムへ繋がる邪悪さの芽生えが感じられる作品。

謎解きや犯人探しが目的の映画ではありませんでした。
万人受けはしないようです。人によっては不快さを感じる映画かも･･･＾＾；
私的にはｽｺﾞｸ堪能できましたけど❤興味がある方はどうぞ(◠。◠。)