食べられないから、食べてみたい!
- カテゴリ:グルメ
- 2009/03/25 23:49:43
食べてみたい物、というお題が出ていたらしい。
いや、食べてみたいと思うなら、実際食べてみればいいわけで。
この日本って国で都市部に出れば、遠い国の料理も、珍しい食材でも、食べられないものはごく少ない。
この国、この時代に生きているのは、つくづく恵まれたことだと思う。
グルメで、高級料理の知識と欲求があったらまた違うだろうけど、それも頑張ってお金を貯めれば食べられる可能性が高い。
で、自分はといえば、そんな知識さえないベタベタの庶民なのでさほど「これが」という欲望もない。
せいぜい居酒屋メニューでかわった品を見て頼むかどうか悩む程度だ。
(それで「ワニフライ」つい頼んじゃったし)
だから、「食べてみたい!」と思い詰めるほどの品というと、絶対に食べられないもだろう。
フィクションの中の食べ物、特においしそうなのは児童文学のなかの食事だ。
子ども自体に読む人も多い『指輪物語』(児童文学じゃないけど)のレンバスとウサギシチュー。
〈ナルニア国ものがたり〉のビーバーさん家のおもてなしの食べ物、エドマンドを夢中にさせた魔法のプリン(実はターキッシュ・ディライト、その名も魅惑的な「トルコの歓び!」)
アーサー・ランサムの作品で子どもたちがキャンプで作る食事。
(この間イギリス産ジンジャー・エールがあったので、小声で「ラム酒」とつぶやきながら飲んだ)
〈オレンジ党〉シリーズのルミの野草料理やタンポポコーヒー。
(最近タンポポコーヒーを出す店を見つけて、入ってみたくて仕方ない)
〈守り人〉シリーズに出てくる食事、どれもおいしそうだけど、特にタンダに野草鍋を御馳走してほしい。
思い出しただけでよだれが出てきたけど、ひとつ問題。
気づくひともいるだろうけど、前半は英国で書かれたの話。
イギリスの食べ物って美味しくないというのが定説。
……実は、食べられなくて幸いだったりするのだろうか?
『お姫様とゴブリンの物語』岩波少年文庫版ですね。
続編の『カーディとお姫様の物語』は中の挿絵も竹宮恵子さんです。
『ゴブリン』の挿絵のアーサー・ヒューズもすごくいいですけどね。
英国の物語といえば、「お姫様とゴブリン」は竹宮恵子さんの表紙ですよね。
ずいぶん昔に図書館で借りて読んだのだけど、また読みたいな。