Nicotto Town


猫バカのぶろぐ。うん。   ・・・・・・読んで?


猫物語   Ⅱ

そんなある日、思わぬ事件が起こりました。

黒猫のお付き役の1匹、トラ猫が亡くなったのです。

亡くなった原因は、老衰でした。

しかし、周りの猫たちが何も知らないため、あらぬ噂がささやかれました。




              「黒猫なんかにかかわったからだよ。かわいそうにねぇ。」




        「おそろしい。黒猫の呪いだよ。呪い。」




  「トラ猫さんは、優しかったのに。まったく、黒猫なんか生まれてこなきゃ良かったのさ。」








そんな事件が起こってから、黒猫を見る周囲の目は冷たくなり、
                              お付き役の監視もきびしくなりました。








黒猫は、白猫との距離がどんどん長くなるのを感じ、悲しくて仕方がありませんでした。












一方、白猫のお屋敷も、白猫が黒猫に会いたがっているのを知り、大騒ぎでした。
           
    
           白猫は部屋に閉じ込められ、一日中お祈りをさせられることになりました。







しかし、2匹の会いたいという心は強まり、
            白猫も黒猫も、毎日ため息をついては同じ言葉を繰り返していました。


















            「ああ、会いたいなぁ・・・・・・・」

アバター
2011/01/12 19:28
初めまして、読みやすくて面白いです!
黒猫も白猫も可哀そうだと言うか、理不尽ですね(´・ω・`)
物語調(?)と言うか、雰囲気も良い感じです!

失礼しました。
楽しみにしています!
アバター
2011/01/11 21:01
おお、面白いな~。
シンプルに書いているところが、とてもいいね!

いろいろ空想もふくらむし……
続きも楽しみにしています!
アバター
2011/01/11 00:01
往生だったね。(老衰で)

きっと、天国へね。



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