Nicotto Town


猫バカのぶろぐ。うん。   ・・・・・・読んで?


猫物語   ~最終章~


朝、猫たちは大混乱でした。


黒猫と白猫が居なくなったのです。
いや、消えてしまったと言った方がいいのかもしれません。
なぜなら、猫世界の中で行けるところは、全て猫警察が捜したからです。



さて、2匹はどこへ行ってしまったのでしょう――――――




      そんな時、2匹は雲の上にいました




白猫 (ここはどこ?なんかふわふわしてて気持ちいい感じがする・・・・・・)


黒猫 (あ、なにかふかふかしてる。体もすけてるみたいに軽い)


白猫 黒猫  (・・・・・あっちの方に違う猫が居る?声をかけてみよう)



     たたったたっ・・・・・・・



黒猫 「あの、すみません。」

白猫 「あ、はい」


















黒猫 白猫 「・・・・・・・・・あっ」



黒猫 「あなたは・・・・・・」





しばらくの間、2匹は見つめあいました。




白猫 「・・・・・・ふふふっ  やっと・・・・・会えた・・・・・・・」






黒猫 「・・・・・あ・・・・・・私に会って・・・・・・・なんともありませんか?」





白猫 「そんなの迷信さ。みんながそう言うだけで、僕は信じていないもの。」


黒猫 「あ・・・ありがとうございます。そんなこと言われたの初めてです・・・・」

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黒猫 「・・・・・・ここは、どこなんでしょうね」

白猫 「・・・・・・きっと、天国だよ」

黒猫 「天国?」

白猫 「きっとそうだよ。
        周りの奴らなんかに縛られず、差別や偏見もなく、
                            誰とでも好きに会えるような世界、
                                      まさに天国だと思わない?」

黒猫 「・・・・・・・・・そうですね」













その後、猫世界に 黒猫や白猫が生まれることは ありませんでした。









・・・・・・・・・・・それは、雲の上で、2匹が見守っているからだと言われています。





                              〈おわり〉

アバター
2011/01/15 13:03
感動しました!
黒猫と白猫は天国で会えて良かったです^^
アバター
2011/01/13 21:41
う~ん、いいですね。完成度が高い。
文章はシンプルなんだけど、読んでいると絵が浮かんでくるね。

このラストも大変いいね。
余韻がすばらしい。また読みに来ますよ♪



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