Nicotto Town


およよ・れおポン


あまりにも意外!

ちゃんとした「練り消しゴム」はあまり売っていない。

「ちゃんとした」というのは、品質の問題ではない。
100円ショップや、スーパーの中に在る文具店などでは、なぜか

「臭い付き」なのである。

消え具合や、さわり心地などは、さほど問題は無い。

しかし、臭いがある。

臭いの無い、「ありきたり」のはずの練り消しが、画材店へいかないと買えない。

でまあ、あきらめて、臭い付きを購入。
あんまりはっきりした臭いはいやなので、
「せめて」
と考えて「ヨーグルトの香り」を選択。

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とまあ、ここまでは前置き。

家でパッケージを眺めていたら、、、あれ?

なぜか魚と釣り針の絵。

消しゴムとは無関係に思えるのだが…説明を読んでみる。

「魚つりのたなとり」

おお!?

この説明で、いったいどれくらいの人が理解してくれるのだろうか。

釣りで「たなとり」というと、説明が長くなるのだが、

まず、池や湖は、水深によって温度が違う、ということを理解して欲しい。
魚は、好きな水温があって、その温度の水深を泳ぐことが多い。

この水深を、釣りでは「棚」と呼ぶ。
「今日は上の棚に居る」といった言葉を使う。

池などで釣りをするとき、池までやってきて、まず最初に始めるのが、釣りたい場所の水深を知ること。

針の近くに、浮きが沈むくらい重りを着けて、針を池へ投げ込む。
すると、針から浮きの位置まで、糸が長過ぎれば、浮きが漂ってしまうし、短ければ、沈む。
これを数回繰り返せば、丁度、針と浮きが水深と一致する。
投げ込む位置を変えると、池の底の形も想像できる。

これで、その日の天気などをあわせて考え、魚がどこに居るか見当をつけてから、釣りを始めるのだ。

この一連の、水深や推定を探り、針をどのくらいの水深へ送り込むか決める作業を、

「棚をとる」

というのである。

…ああ、やっと説明できた。

その「たなとり」に「練り消し」が便利だよ。という説明が一言、「魚つりのたなとり」と書いてあったのである。

パッケージはほとんどひらがなで、小学生くらいを対象にした商品だ。

う〜ん、世の中に、練り消しで棚をとる人なんてまずいないと思うのだが。

う〜〜〜〜〜ん

#日記広場:日記

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2011/01/18 00:06
他の用途で
「はんこのそうじ」
「紙のはりつけ」
と書いてあった。
はりつけと言っても接着剤ではないので、一時的にくっつけておいて、後で剥がす。
ぐにゃぐにゃした、粘土のようで粘土でない、ゴムなので、使い道はありそうな気がする。
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2011/01/17 22:15
・・・・・・奥が深いですなぁ。
「たなとり」の単語自体、初めて聞きました。^^;




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