あまりにも意外!
- カテゴリ:日記
- 2011/01/16 23:58:33
ちゃんとした「練り消しゴム」はあまり売っていない。
「ちゃんとした」というのは、品質の問題ではない。
100円ショップや、スーパーの中に在る文具店などでは、なぜか
「臭い付き」なのである。
消え具合や、さわり心地などは、さほど問題は無い。
しかし、臭いがある。
臭いの無い、「ありきたり」のはずの練り消しが、画材店へいかないと買えない。
でまあ、あきらめて、臭い付きを購入。
あんまりはっきりした臭いはいやなので、
「せめて」
と考えて「ヨーグルトの香り」を選択。
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とまあ、ここまでは前置き。
家でパッケージを眺めていたら、、、あれ?
なぜか魚と釣り針の絵。
消しゴムとは無関係に思えるのだが…説明を読んでみる。
「魚つりのたなとり」
おお!?
この説明で、いったいどれくらいの人が理解してくれるのだろうか。
釣りで「たなとり」というと、説明が長くなるのだが、
まず、池や湖は、水深によって温度が違う、ということを理解して欲しい。
魚は、好きな水温があって、その温度の水深を泳ぐことが多い。
この水深を、釣りでは「棚」と呼ぶ。
「今日は上の棚に居る」といった言葉を使う。
池などで釣りをするとき、池までやってきて、まず最初に始めるのが、釣りたい場所の水深を知ること。
針の近くに、浮きが沈むくらい重りを着けて、針を池へ投げ込む。
すると、針から浮きの位置まで、糸が長過ぎれば、浮きが漂ってしまうし、短ければ、沈む。
これを数回繰り返せば、丁度、針と浮きが水深と一致する。
投げ込む位置を変えると、池の底の形も想像できる。
これで、その日の天気などをあわせて考え、魚がどこに居るか見当をつけてから、釣りを始めるのだ。
この一連の、水深や推定を探り、針をどのくらいの水深へ送り込むか決める作業を、
「棚をとる」
というのである。
…ああ、やっと説明できた。
その「たなとり」に「練り消し」が便利だよ。という説明が一言、「魚つりのたなとり」と書いてあったのである。
パッケージはほとんどひらがなで、小学生くらいを対象にした商品だ。
う〜ん、世の中に、練り消しで棚をとる人なんてまずいないと思うのだが。
う〜〜〜〜〜ん
「はんこのそうじ」
「紙のはりつけ」
と書いてあった。
はりつけと言っても接着剤ではないので、一時的にくっつけておいて、後で剥がす。
ぐにゃぐにゃした、粘土のようで粘土でない、ゴムなので、使い道はありそうな気がする。
「たなとり」の単語自体、初めて聞きました。^^;