燕を見ました
- カテゴリ:日記
- 2009/03/28 17:54:05
昨日、花見に福岡へ行った折、街中で燕さんを見ました。
黒い燕尾服を着て、風切る速さで飛び回る燕は素敵です。
燕の越冬地はマレー半島、フィリピン、台湾、オーストラリア、などとなっています。遥々飛んでこられたのですねえ。お疲れ様です。
社日に燕がやって来るといいますが。さて、社日とは何でしょう?
社日は暦の注記欄に書かれる雑節の一つです。
一年に二回あり、春分と秋分に最も近い戊(つちのえ)の日を言います。前後同日の場合は、前のものを社日とします。春の社日を春社、秋のものを秋社といいます。
社は、生まれた土地の守護神である産土(うぶすな)神の事。
晴明神社暦本に「天中紀に曰ふ社は土地の主也 又朱子に曰ふ社は土神或いは穀神也」とあります。
この日、産土神に参拝し、春は五穀の種を供えて豊作を祈り、秋は収穫のお礼参りをします。
吉凶は、同じく晴明神社暦本には「日神を祀るに吉日、嫁娶等凶」
日神とは天照大御神のことだろうと思います。
春社に燕がやって来て、秋社に去ると言われています。
今年の暦では、三月二十四日が戊辰(つちのえたつ)で社日にあたりました。
燕を見た時、あら、そう言えば社日はいつだったかなー、と思い、あわてて暦本をめくったのでした。
季節は確実に巡っておりますね