思い出の本
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/01/21 09:22:42
わーい、今日はネタに悩まなくていいどー^O^
ですが、思い出の本っつっても、うちのような乱読主義だと思い出が多すぎてチョイスできません。
とりあえず、「他人の記憶に残っただろう」本のエピソードをば。
私、大学には推薦だったので面接のみで入ったのですが、その時に訊かれたのですよね。
「愛読書は何ですか?」
多分、先生的には「論語です」とか、堅い答えを期待してたんだと思う(あの時代でも論語愛読するような学生はおらんわ)。
しかし、私は「愛読書」=「好んでしょっちゅう読んでいる本」と素直に解釈して答えたんです。
「『百億の昼と千億の夜』です」
ざわつく先生方。
「あ、SFなんですけれども、作者は光瀬龍といって云々」
「…ああ、そうなんですか」
きっとあの場に居た先生の脳裏に「変な学生」として深く深く刻み込まれたことと推測します。
ちなみに、他の学生はこぞって「森鴎外の『舞姫』です」と答えたそうですw根性なしめww
(もちろん、彼らの殆どが森鴎外を専攻せずに去って行った)
これで私が出世してたら「さすが変な返答をする学生は違う!」という評価が得られたでしょうに残念無念。
ですよねー。
でも答えとして期待されてたのは「大衆娯楽小説」ではなかったのは確かなようです。
そんな純文に慣れ親しんでる中学生が居るかよ!w
個人的には「『舞姫』言った人より独自性&根性ある」と評価してますw
光瀬龍、難しそうに見えるのは文章が硬いのと、仏教学者さんだったのでソッチ系の薀蓄が多かったせいですね。実際にはさほど難解ではないです。アンハッピーな話が多かったですが。
『百億の昼と千億の夜』マンガ化されたのは読んだんですが、
原作は読めてません。光瀬龍の小説って難しくって><