前漢(西漢)・中央【全国統治機関】
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- 2011/02/09 10:36:16
丞相→相国(B.C.196年)→左・右丞相(B.C.194年)→丞相(B.C.178年)→大司徒(B.C.1年)
民政を中心とした政治の最高職で、皇帝を助けて万機を総覧した。
朝議を主宰し結果を皇帝に上奏し、認可を得て行政化した。
自らの官衙である丞相府を率い、員数は多い時400近くまでなった。
御史大夫→大司空(B.C.8年)→御史大夫(B.C.5年)→大司空(B.C.1年)
御史大夫は丞相を助ける副丞相である。
御史府を率いて政策の立案を行い、丞相に伝えた。
属官の御史中丞は官僚の監察を行った。
太尉→廃止(B.C.129年)→大司馬(B.C.119年)
→大司馬将軍(B.C.119年/大司馬は将軍位に付される称号のようなもの)
→大司馬(B.C.8年/将軍位に付かない独立した官位)→大司馬将軍(B.C.5年)
→大司馬(B.C.1年/将軍位に付かない独立した官位)
太尉は軍事を司る役職である。
治粟内吏→大農令(B.C.143年)→大司農(B.C.104年)
国家財政を司る。
農業の管理、税の徴収および管理、官僚の俸給、経済政策の実施などが管轄である。
廷尉→大理(B.C.144年)→廷尉(B.C.135年)→大理(B.C.1年)
廷尉は法の執行を司る。
全国的な刑罰を行い、地方の郡県の司法官の権限を越える刑罰をも行う。
典客→大行令(B.C.144年)→大鴻臚(B.C.104年)
典属国(B.C.28年に大鴻臚に吸収合併される。)
典客は諸侯や地方官らが上京した時の相手を担当し、典属国は外藩の相手を担当する。