Nicotto Town


ほーちゃんの日常生活


『阪急電車』


有川浩著の連続短編小説です。

大阪・関西に住んでいる人しかわからないこともあるとは思いますが、ここはあえてあまり解説をせずに記しておきます。。

私も阪急沿線に住んでいます。一応、北摂です。今、中之島界隈の事務所に勤めています。阪急梅田駅からその事務所まではそこそこの距離があるのですが、会社の方針で徒歩を余儀なくしております。
どうしても食事や飲み会などは、どの沿線からも便利ないわゆる”北”界隈になってしまうのですが、阪急梅田まではそこらからも結構距離があるんです。(まぁ20分弱ですが・・・)で、その後の帰宅が少し億劫になってしまいます。

そんな事もあり、阪急沿線で通っている人たちで、阪急梅田式周辺=茶屋町あたりで飲みに行きましょうっていう企画を持ちかけ、先月末に飲みに行くことになりました。
そこで話題になったのが、タイトルの小説です。
参加者の一人が小説の舞台の沿線から通っているのもあり、「嫁が読んだだけで、内容は知りません」などといっており、本の内容までは話題にはなりませんでした。が、その話を聞いて、前から気になっていたことも手伝って”やっぱり読んでみたい”っていう気持ちになっていました。

先週、東京に行く飛行機の中で読めないかなぁと、空港にあるブックストアで目を皿のようにしながら探してみたものの残念ながらそのお店にはありませんでした。(空港だから電車にまつわるものであってもそれなりに置いてあるだろう、という淡い期待は打ち砕かれました)
で、旅先でその前から気になっていた国営放送でやっている『恋する日本語』を見て、心をもう一押ししてくれたので、久しぶりに本を探しに本屋へ。
偶然にも『阪急電車』と『恋する日本語』が並んで陳列してあったので、「なんてラッキー」と少しうきうきしながら、紐解いてみました。

久しぶりの読書だったのですが、グッと引き込まれました。有川浩さんの文書力も手伝っているのでしょうが、わずか10分足らずの電車内でも集中でき、短編であるのでそれくらいで完結してしまうのもいい。
駅単位でそれぞれの”電車内”や”駅周辺”でおこる人生の一コマを、うまく拾い上げてくれているのが共感できます。

一期一会 でも、それが人生に影響している

そんな事を考えさせてくれた、物語集です。
ひょっとすると、関西、しかも沿線近くでないとフィーチャーされていないかもしれないので手に取ることも出来ないかもしれませんが、あとがきの俳優児玉清さんいわく”いつも楽しみで仕方ない”らしいので、他のものも読んでみたくなりました。

アバター
2011/02/11 09:27
『阪急電車』ですが
以前、私もブログで紹介させていただきました(*^_^*)
とても読みやすくて、しかも読んだ後
心がほっこりするような作品ですよね。
『恋する日本語』はまだなので
今度、読んでみます。
アバター
2011/02/11 00:31
良い本と出会えたんですね^^




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