泣ケナイ少女ノ傲慢ナ悩ミ事。
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/02/11 06:57:49
ずっと光の中にいた。
ずっと陽の場所で笑ってた。
厳しいことはなかったよ。
悲しいことさえなかったよ。
だけれどなんだか、辛かった。
心が苦しかったんだ。
羨ましいとさえ思ってた。
影の中にいる人が。
陰の中にいる人が。
本当に憧れだったんだ。
私は凄く幸せで。
私は酷く恵まれた。
だから笑ってばかりいて。
泣きかたなんか、知らなくて。
悲劇のヒロイン演じても
それは陳腐になっちゃって。
周りにいる人だってそう。
不幸を知らない私をね、
哀れみの目で見てくるの。
「いつでも幸福だったから、
悲しみなんて知らないでしょう?」
平気でそんなことを言う。
だけど私は悲しめない。
なぜだか何にも感じない。
共感しても。
想像しても。
周りは薄く、笑うだけ。
体験、をしていないから?
一応理解はしてるんだ。
こんな考え、異常だと。
お父様も、お母様も。
何も思わず、笑ってるもの。
だから外には言えないの。
「馬鹿にしてる」と言われるわ。
私が無理して笑っても
それは当たり前の日常で。
悲しみや悩みなんてない。
そんなふうに振舞わなきゃ。
私は幸福な女の子。
不幸を知らない女の子。
皆がそれを望むから。
何も知らない馬鹿なフリをして
今日も
不幸を想うんだ。
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自分を幸福だと自覚している者。
自分を幸福だと自覚していない者。
不幸から目を逸らし、自分を幸福だと信じる者。
幸福の中に不幸を捜し出して騒ぎ立てる者。
だれがしあわせ?
よくわかんないですけどw
当てずっぽうww←
幸せを決めるのは、主観か客観か。
・・・正解はないんだと思うよ。
⇒music・零菜 様。
なんか、説得力のあるコメントです。
言い切っていてカッコイイです!
仲間とは言わなくても、一緒に時を過ごせる人がいる。
そんな人が一番幸せなんだと思う。
つまり、不幸な人間はいない。
難しい選択肢だ