Nicotto Town


nekoyama の つれづれ日記♪


ほかのことばで言えば~


好きな漫画ですか?

竹宮惠子先生の
"私を月まで連れてって!"が好きです.

題名は,JAZZボーカル曲
"Fly Me To The Moon"の日本語訳です.


この曲は,アニメのエバンゲリオンのエンディング曲で使われて,
知ってる人がずいぶん増えたけれど,

楽曲の歴史は古くて,Wikipediaによると,
バート・ハワード(Bart Howard,1915/07/01 to 2004/02/21)が,
1954年に作詞・作曲したものだそうです.

当初のタイトルは,
"In Other Words" ("言い換えると", "ほかの言葉で言えば")

最初は,女性ボーカルのフェリシア・サンダーズ(Felicia Sanders)
がニューヨークのキャバレー"Blue Angel"で歌ったんだそうです.

ほんとに昔からあるスタンダードな楽曲です.漫画の主人公の1人,
ダンに言わせると,"ロングヒット"なんだそうです(笑)

わたしは,フランク・シナトラが歌っている楽曲が好きかな.
暖かくて深みのある男性ボーカルが,軽快なテンポで,でも,
緩急の付いた語り口で歌っているのを聞いていると,うっとりします.



漫画の題名は,
竹宮惠子先生のお友達(?)が,曲名を意訳した言葉なんだそーで,

うん,かわいいわがままって感じのひとこと,
恋人に言ってみたいひとことですね.

ことばのままに受け取れば, 途方もないことなんでしょうけれど,

それこそ,"ほかのことばで言えば~"
わがままを聞いてくれるよーな相手にしか言えないひとことでは
ないでしょうか.

ニコッとのお友達が書いてた,夏目漱石が,"I Love you." を
"月が綺麗ですね" と訳した心境と相通じるものがありそうです.

遠回しなプロポーズの返事に見えて来そうですよね(笑)

でも,竹取物語のかぐやひめの難題とは正反対な返事の様です.
ダンみたいに自信たっぷりで包容力のある人にはこれくらいで
丁度イイかも知れません.


漫画の初回は,読み切りの体裁になっていて
当初のダンのキャラクターは,同じ竹宮作品の"地球へ…"の
シロエ似,境遇は正反対だけれど,彼が平和な環境で育ったら
こんな青年になってそう…

作品の性質も"地球へ…"とは正反対で,人と未来に対しての
希望や愛情に対して,暖かな視線や信頼を感じる作品だと思います.

まっ,女性誌向けのホームコメディーだし(笑)そういう感じです.

初出が…1977年(そんなに古いのか…絶句),最終話が1986年.
わたしの手元にあるのが,1992年に中央公論社の愛蔵版で出たもの.
その後も別の体裁で再版されてるらしいので,

…投げっ放しになりそうだったので,
Amazonで, "私を月まで連れてって!" で検索するとー
完全版がJETS COMICSから出てたみたいです.

第1巻の表紙の女の子はニナ.
ダンの恋人になるんですが,当初の年齢は12歳…
女児嫌いの某A氏には拒絶反応が出そうですね~(笑)

また再版されないかしら?


先日読んだ,ロバート・A・ハインラインの古典SF
"夏への扉"と合わせて読むと,竹宮惠子先生がー
掲載当時この作品に込めた想いが少し判る気がしてきます.


古いレコードも収集してしまいました.(CDじゃなくって!笑)
レコードプレーヤが無いから聞けないけれど.

表題曲 "Fly Me To The Moon" の冒頭に,
オリジナルの歌詞…と言うか, "詩"が付け加えられていて,
それが元の楽曲の歌詞に,雰囲気を与えていると思うんです.
わたしはこっちの方が好きかも知れないです.

検索で竹宮版の楽曲や歌詞が見つからないかしら…
あとで調べてみよーっと!

アバター
2011/02/20 17:47
じゃぁ~レコードも…?

聞きたい~…って言ったら,

連絡先聞かれそうだから言わない(笑)

レコードプレーヤを待つ.
アバター
2011/02/20 17:00
>拒絶反応
小学館版を持ってますが何か?
ニナは嫌いじゃないですよ可愛いから~、それ以上にダンはカッコイイから(男性視点でもね)

というかこの作品の真のヒロインはお八重さんでしょ?そうでしょ?



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