鉄道の旅 in ドイツ Part2
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2011/03/02 21:50:03
さて、時間は10時。
時間はまだ早いのですが、楽しみだった食堂車へ行ってみることに。
ちなみに、ドイツのICEでは、
日本のようにワゴンにお弁当や飲み物を詰めて、
車内を何度も往復するようなことはしません。
食堂車の店員が2回ほどコーヒーの車内販売に訪れて、
その際、各席においてあるメニューから、
オーダーを受けるシステムになっているみたいです。
そして、各席へ簡単な料理を運んできてくれるのですね。
ですが、たいていの人はパンなどを買ってICEに乗っていますから、
コーヒーが売れる程度で、そうそう儲かっている感じはしません。
あるいは、食堂車があるのだから、
しっかり食べたい人は食堂車で食べるのかな?
と思いきや、あ、食堂車にお客さん3人しかいない。
車掌さんやウェイターさんが雑談しながら過ごしています(笑)。
不安~、…と思いつつも、
まあ、経験してみないことにはどんなものかわからないので、
授業料と思って、食べてみることに。
食堂車の半分が立ち食い、あるいはお持ち帰り用のビュッフェ、
半分がテーブル席で、特に予約の必要はありません。
4人席のテーブルが4つに2人席のテーブルが4つ。
きれいで新品の食堂車、窓の外もまたきれい。
アイントプフという、
ドイツではごくごく一般的なベーコンとジャガイモと野菜のシチューと
白ビールを頼んでみました。
ちょっとフルーティな味がする白ビールの美味しさは、
すでに経験済みでしたので、ここでもう一度試してみます。
アイントプフにはパンがついてきますから、
ちょっと早い昼食ですが、
うん、どちらも美味しいです。
ベーコンの風味がしっかりしていますし、
インゲンもジャガイモも堅すぎず柔らかすぎず、
素材の美味しさがよくわかる調理の仕方です。
風味豊かな白ビールも変わることなく、ああ、幸せ。
…ですが、食事をしている人が私しかいない。
午前中だから?
他のお客さんは皆コーヒーを飲んでいるだけ。
朝からビールを飲んで、 ☆\(ーーメ
しっかり食事しているのは私一人だけ。
とてもいい思いをしているのですが、
その思いをしている人が私だけだと、
なんだかとても罰当たりなことをしている気がして、
私の貧乏性が、ああ、うずき出してくる~(笑)。
さて、列車はライプニッツに到着。
ライプニッツはバッハが音楽家として大部分を過ごした都市なんだそうですが、
車窓から見る限り、むしろ工業都市ですね。
しかも、駅周辺には閉鎖された工場や広大な空き地が目立つ、
なんか不景気そうな感じのする都市です。
ライプニッツ中央駅は、
巨大なカマボコ屋根をいくつも連ねたような広大な駅で、
こんなにたくさんホームがあっても、
それに見合うだけの列車本数があるのかしらと思わせる、
なんか寒々しい駅なんです。
ここでも同じように、どのホームにもお客さんがいないし…。
でも、この駅で大半の乗客は降りてしまって、
ドレスデンまで行くのは1/3ぐらいでしょうか。
さて、ごちそうさま。
クレジットカードで支払って、食堂車を後にします。
そして、自分の席に戻って、
あ…、ああっ…、
クレジットカードで支払ったものだから、
ウェイターさんにチップあげるの、忘れた。 ☆\(ーーメ
道理でウェイターさん、ムスッとしていたわけです。
ウェイターさん、ごめんなさい~。
さて、ライプニッツからドレスデンまでは、
列車の進行方向が逆向きになります。
そして、この間も、景色のいいところですね。
広がる草原、遠くに点在する村々には教会の塔…。
そして、いよいよドレスデンへ到着。
なるほど~、観光都市としてドレスデンの人気の高いのがよくわかります。
ライプニッツでは大きな教会の建物が一つ見えましたが、
ドレスデンでは中央駅に到着する前にエルベ川を渡り、
その川べりには宮殿やオペラハウスが佇んでいるのが見えます。
日本を旅行する外国人は新幹線で京都駅に着くと、
駅から東寺の五重塔が見えるので、
「日本の古都」に到着したと実感して感激するらしいのですが、
それと同じ感覚がドレスデンでも味わえます。
12:04分定時にドレスデン着。
でも、ドレスデンの話は、また次の機会に。
今回の旅はドレスデンで列車を乗り換えて、
まずチェコのプラハへと向かいます。
Part3に続く。