Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


鉄道の旅 in ドイツ&チェコ Part3

  ドレスデン中央駅で乗り継ぎを待つこと約1時間、
 ドイツのハンブルグ発、ハンガリーのブタペスト行き
 EC(ユーロシティ)が入ってきますが…、

 あああ、映画でよく見る古いタイプの車両だあ。

 窓の上半分を押し下げることができて、
 そこから乗客が見送りに来てくれた人に、
 ハンカチを振ることができる、あの車両です。
 (『慕情』のラストシーンって、
  確かそんな感じではなかったでしょうか。)


 そして、学校の休み期間に入ったのでしょう。
 ドイツの高校生たちが大挙して乗り込んで来ました。
 きっと友だちと一緒に中欧へ旅行するんだと思います。


 この列車は窓枠にコンセントがあって、
 そこからパソコンの電源を取ることができますから、
 高校生たちは、ゲームをしたり、DVDを見たりして、
 長い列車の旅を楽しむみたいです。


  私は2時間程度乗車してプラハで降りてしまいますが、
 この列車がブタペストに到着するのは、夜の10時頃。
 まだまだ、この列車は先へと走っていくのです。


 さて、ドレスデンからプラハへはエルベ川沿いを走っていきます。
 そして、チェコに入るとこの川はヴルダヴァ川と名前を変えますが、
 この川の名前をドイツ語読みすると、モルダウ川。
 つまり、スメタナの交響詩『わが祖国』の
 「モルダウの流れに」の川なんです。


 そして、この川沿いに進む列車の旅は、すばらしい眺めで最高ですね。

 川沿いのところどころにはドイツのおしゃれな家が並び、
 ヴルダヴァ川を上り下りする船が行き交う。

 谷沿いの狭まったところから、広々とした草原へ出たかと思えば、
 また、谷沿いの狭まったところを、川に沿って蛇行しながら、
 列車は走っていきます。


 やがてドイツ国境を越えると、チェコ語で車内案内が。
 おそらく「チェコへようこそ」と言っているのでしょう。
 そして、車掌さんもチェコ鉄道の車掌さんへと交代し、
 改めて乗客全員の検札が行われるのでした。


 チェコに入ると、家の大きさも飾りも簡素になります。
 つまり、ドイツではきれいな破風のついた屋根が家々を飾っていたのですが、
 チェコでは切り妻型の屋根を多く見かけるようなります。
 家の外壁の色も地味になってしまいます。

 そして、次第に建物が多くなり、
 大きな都市に近づいて来た感じがし始めると、
 はるか彼方にプラハのシンボルであるプラハ城、
 その聖ヴィート教会の塔が姿を現します。 


 いよいよプラハに到着です。

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2011/03/04 02:23
緊張や驚きはもちろんあるでしょうが、旅は順調なようですね♪

景色や列車内の様子など、魅力的で興味深い事柄がいっぱいで、
私も、勝手ながら、ドキドキ・ワクワクしながら読ませて頂いてます。

『さて、列車は…』の所では、頭の中で、世界の車窓からの音楽が流れてきました♪
『いよいよプラハに到着です。』(≧∀≦)次回楽しみにしてます。

素敵な旅を☆



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