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ドイツ空港でアメリカ軍を狙ったテロ4人死傷


(CNN) ドイツのフランクフルト国際空港で2日、ターミナル外に駐車中の米軍のバスで発砲事件があり、2人が死亡、2人が負傷した。犯人とみられるコソボ出身の21歳の男が拘束された。関係当局が発表した。

ドイツの警察によると、バスは第2ターミナル外に止められており、米軍の車両であることが明示されていた。男はバスに近寄り、米兵らと言葉を交わした後に拳銃を取り出して車両の内外で発砲した。その後、男はターミナル内に逃げ込んだが、警察に拘束されたという。

米軍当局者によると、死亡した2人は米空軍の兵士で、英国のレイクンヒース基地に駐留していた。負傷した2人は治安部隊員で、派遣先に向かう途中だったという。

オバマ米大統領は「悲しみと憤りを覚える」と語り、ドイツ当局と協力して捜査を進めるとした。ドイツのメルケル首相は、早期の真相究明に向けて最善を尽くすと述べた。

米 連邦捜査局(FBI)でアシスタントディレクターを務めていたトム・フエンテス氏は、フランクフルトは「欧州の主要な拠点」で「中東への玄関口」でもある と指摘。過去には近郊のラムシュタイン基地で米兵を狙ったテロ計画もあったことから、今回の犯人にも同様の動機があった可能性があると語っている。


http://www.cnn.co.jp/world/30002003.html


アメリカ軍がコソボに大きく関与したのは1999年にコソボ国内のイスラム系アルバニア人

による、コソボ解放軍が行ったテロ行為に対して、NATOが軍事介入した事が始まりです。

ソビエト時代にはコソボはユーゴスラビア国の一部でしたが、1991年ソ連崩壊以降

ユーゴスラビアを支援していたワルシャワ条約機構軍が弱体化し、1991年にスロベニアと

クロアチアがユーゴスラビアから独立する為に戦争を開始、翌年1992年にはボスニア・ヘルツェゴビナ

も独立戦争を開始した。

コソボにはアルバニア人、クロアチア人、アッシュカリー人、ロマ人などが住んでいたのですが、

ユーゴスラビア崩壊が進むにつれて、イスラム系アルバニア人による、他人種・他宗教

への迫害が強まり、1991年当初ヨーロッパではイスラムによるテロはデマであるとさえ

言われていたものが、1996年にコソボ解放軍が独立を宣言し、武力衝突に突入。

20万人以もの難民がヨーロッパに一気に流れ込む結果となり、NATOが難民を元の

国に帰れるよう交渉したが、1998年に話し合いは決裂、1999年にアメリカ軍を中心と

した部隊による、アライド・フォース作戦が開始され、コソボ解放軍による独立せんさうは失敗し、

コソボ紛争と呼ばれるようになりました。



当時、イスラム系アルバニア人は武器等の調達するお金を調達するのに、ヨーロッパ各地

でアフガニスタン産のヘロインを売っていた事や、ウサマ・ビンラディンの影響を強く受けていた

としてドイツなどでも警備の強化をしていたのですが、2001年にアメリカ軍がアフガニスタン

に軍事介入して以来、規模が縮小してきていました。



今回のドイツの発砲事件は、北アフリカから始まった反政府デモに便乗して、

コソボ独立に失敗したイスラム系アルバニア人が、アメリカ軍が支援するコソボ政府に

対して反政府行動を起こそうとしているかも知れないと言う事で、警戒が強まって

居るようです。
 

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