ドラマ【告発~国選弁護人】【ホンボシ】
- カテゴリ:テレビ
- 2011/03/04 16:34:26
【あらすじ】岡部は見知らぬ男に刺されるが、命に別状はなかった。捕まった犯人は依頼した人物の名を明かさなかった。佐原は娘の鶴子と、松子が樋口を突き落としたという吊り橋がある秩父を訪れた。女の力では抵抗する男を突き落とすのは難しいことがわかる。その後佐原は、松子が出版している雑誌の表紙を手がけている画家・柏原の家を訪ねる。柏原はもう時効だからと、樋口が殺された現場に偶然居合わせた時のことを教えた。
【感想】トップ屋という言葉が頻繁に出てきたので、調べてみたら本当にある言葉なんですね。新聞の1面を飾るような、要するにトップニュースをすっぱ抜いて売り込むフリーの記者のことなんですな。柏原が、藤尾が樋口を殺した時に駆けつけた女の顔を覚えていて、それが今の松子だと気づいたのが不自然でたまりませんでしたw 全然顔違うw 縮んでるw まぁそれはいいとして、よく小説やドラマでは政治家が直接犯罪に手を染める事件が出てきます。大抵の場合それが殺人とか交通事故とかなんですけど、実際にはなかなかないっすよねぇそういうこと。それとも表面化しないだけで、結構あるものなのかしら。殺人はともかく、交通事故の加害者になっちゃったなんてことはありそうですよね。ああでも偉くなっちゃったら自分で運転しないから、それはないか。佐原は検察側の証人として岡部に対抗しようとするも、岡部の勢いに勝てず、結局誰かに自分を止めてほしかった岡部自身が佐原にリークした、自分の預金通帳のコピーが決め手となり、麗子の弁護を降りることになりましたが、何故岡部が藤尾から金をもらっていたら、麗子の弁護が続けられないのか、よくわかんなかったですねぇ。佐原側から提示された様々な証拠は、証拠物件として採用されるには手続きをすませる必要があるし、藤尾から岡部への振込みだって、麗子とは関係ない別件の依頼料ということにすれば、守秘義務があるので今すぐ振込みの理由を明らかにしなきゃならないというものじゃない。それなのに降参してしまったということは、やはり元から降参する予定であったのか、それとも証拠を駒として動かす弁護士同士の対局で、岡部は先を読んでもうかなわないと判断したのか。どっちものような気がしますけどね。岡部が証拠を佐原に渡していたってことは、もう出来レースでしかなかったわけですからね。最後の結婚式のシーンは、さすがにホロリとしました。ちょっと古臭いドラマでしたが、そこそこ面白かったです。
【あらすじ】スキャンダルを起こしてホテルに潜伏中だった明石という代議士が、ホテルから女装して出たところを、木下という男に射殺されるという事件が起きる。明石を追っていた東京地検の検事・島田千恵が捜査の進展を見に京都府警を訪れる。木下は現場に戻ってきたところを逮捕され、明石を撃った理由を悪徳代議士に制裁を加えるためと証言した。木下は数年前のホステス失踪事件に関与しているとして逮捕されたが、証拠不十分で無罪となるという過去を持っていた。
【感想】ああまた四草がこんな役を…。毎年いくつも刑事ドラマを見ていると、必ず何回か彼が犯人役をやっているのを見かけますw よほど業の深い顔立ちなんでしょうな…。真犯人、恐らく島田検事か神林ばあさんのどちらかだとは思ってましたが、ばあさんだったとはねー。テレビゲームやってましたでしょ? あの年でテレビゲームをやるって、かなりの発展家だと思うんですよね。ハッテンバではないですよ? あの年になると、なかなか新しいことを始めようという気にはならないものです。それを楽しんでやっているのだから、判断力、記憶力が一般レベルよりかなり高いと思われます。しかし足の悪いふりだけはいただけませんでした。ああいうものは、病院なんかで裏づけ捜査されるとすぐにバレちゃうことですからね。ただ、足が悪いふりをしていた=犯人ではないですからね。しっかりとした物証が出てこない限り、腕のいい弁護士相手だと裁判でひっくり返されるかもしれません。ばあさん弁護士の妻だったので、腕のいい弁護士なんかいくらでも知り合いにいそうだしね。まぁ今回の場合、物証が出て来ても殺人罪には問えないようなので、後は息子の死が明石のせいだったと思い込んで、殺すべき相手を間違えたという、ばあさんの良心に訴えるしかないですね。私、この手の遠隔殺人ネタは大好きなんですよね。確実ではないけれど、あちこちに意図的に罠を仕掛けて犯罪をおきやすくする、まさに完全犯罪ですよね。1つの罠で事件が起きる可能性は低くても、それがいくつも重なれば、どこかで事件が起きる可能性がそれだけ高くなる。まぁ今回の場合、いくつも仕掛けたわけではありませんでしたが、理屈は同じです。これに失敗したらまた今度別の罠を仕掛けてたかもしれないしね。さて次回、もう最終回ですよ。まだ8回目なのに。2時間SPみたいなので、お見逃しないように!
この枠の新シリーズ(シリーズにならないことも多々…)はいつも短いですよねぇ。
去年の853も短かった…。
自分の手を汚さない殺人と言えば、やはり京極夏彦の京極堂シリーズ「絡新婦の理」や
ドラマだと古畑任三郎ファイナルの「今、甦る死」あたりが好きでしたねぇ。
やっと見忘れ無くなったのに~(遅っw
この手の罠を仕掛ける話しはまかろんも興味深いです(。’-’)(。,_,)
自分の手を汚さずに、思いを遂げる、さすが歳の功ですな。。。
しかし、リンゴで林悟が閃くとは~!その為にみちゃこが出演してるのか~^^