ダークバスター 16
- カテゴリ:自作小説
- 2011/03/04 22:31:18
「…、」
朝陽は残念ながら差して来ず、どんより曇った厚い灰色の雲が窓からのぞく。
「やっぱり、夢じゃなかったんだ…」
一晩寝れば醒めるかと、こっそり期待していたのだが現実は甘くはないようで。
あたしは重い気分で布団から抜け出しベッドに腰掛けた。
しばらく放心したようにぼーっとし、ふと気づくとなんとなく外に出たくなった。
下着として着ていたらしい白い無地のワンピース姿のまま、ベッドの下に置いていた靴を履き宿屋を出た。
濃厚で濃密な朝もやが立ち込める村…
改めて見渡してみる。
クリーム色の高い高い塀で閉鎖的に囲まれた村の外輪。
家々の壁も全てクリーム色で継ぎ目の無い不思議なもので出来ている。
村長の家には唯一水車が回っていて、生活用水が縦横30cmくらいの溝を掘った川のようなものに流れていた。
川は迷路のように家々の周りや中へと通り、村の外の堀へと続いている。
だがその水車も今は止まり、異様に静まり返った村の景色に溶け込んでいた。
家々の合計は村長のものを入れても5個だった。
何故か村の中心を避けるように何の規則も無くバラバラにたっている。
どれも一階建ての小さくて質素なものだ。
村の中心に足を向けてみた。
こげ茶色のレンガで作られた地面に浮かぶ、奇怪な紫色の紋章。
直系2メートルはあろうという円の中心に、杖とハープ、大剣と鉄球が交わり掲げられているところが描かれていた。
「そっか。やっぱり勇者はあたしたちなんだね」
しゃがんその紋章にそっと、触れながら呟いた。
宿屋に戻ると、二人はまだ寝ていた。
よっぽど昨日の戦闘が疲れたんだろう。
出来ればゆっくるさせてやりたかったが、早く村人たちを助けなければ。
「さぁ!二人とも起きて!」
何やかんやで結局隣同士のベッドに寝ていた二人の布団を一度に剥ぎ取る。
酷いかもしれないけど――あたしはこの二人の寝起きの悪さを彼らの両親なみに知っているのだ。
「うゅー…」
ギリアが手探りであちこちまさぐっている。
布団を探しているようだ。
しかも眠ったまま。
でもこれはまだいいほう。
「…」
ルシファーは起きる気配さえ見せずにぐうすか眠っている。
疲れている割には安らかそうな寝顔に微かな怒りを覚えた。
いっそシーツごとコイツを床に叩きつけてやったほうがいいのかもしれない。
いや待て…いい事思いついた。
○
こんばんはーw
今日は更新すげえ遅くなって申し訳ないです^w^;
ではー。
tk、可愛い生き物だ。(断言←
いい事て何wwwww
気になる^p^p^
寝起きの悪いギリアたん可愛いぃぃっぃぃぃ((黙
ってかナイトさまどっかいったw
まだかなまだかな、絡みが気になるな。
そして、目覚めの悪さwwww
それより良いこと思いついたの先が気になるぅぅぅぅぅぅう!!!!(おm