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韓国、違法操業の中国漁船員に発砲


 【ソウル時事】韓国海洋警察当局は3日、黄海の韓国の排他的経済水域(EEZ)で違法操業していた中国漁船2隻を拿捕(だほ)し、船員10人を連行した。この過程で、海洋警察官が銃を発砲し、船員1人が脚を負傷した。
 韓国海洋警察による中国漁船の取り締まりはたびたび行われているが、中国船員に発砲したのは初めてという。
 漁船は韓国西海岸に近い格列飛列島南西沖で違法操業していた。警備艇が取り締まろうとしたところ、船員は凶器を振り回して激しく抵抗、海洋警察官1人もけがをした。
 海洋警察は、無許可操業と特殊公務執行妨害などの容疑で調べている。 


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110304-00000054-jij-int


黄海は、中国、韓国、北朝鮮に面する海で、中国の黄河から黄土が流れ込み一部変色した

ところがあることから名前が付いたといわれている海域です。


多くの高級魚や甲殻類が採れ、渡り蟹等は高値で取引されているそうですが、北朝鮮と韓国

の間で長年睨み合いが続いたり、底引き網での乱獲で蟹の漁獲量も減ってしまっていると

言われています。


今までは韓国軍、アメリカ軍が強い後ろ盾となっていた為に、韓国では安心して漁をして

いたようですが、ここ数年の中国の軍事力強化、特に去年は黄海周辺でのミサイル防衛

訓練や、チャイニーズイージスの派遣によって、中国の漁船が沿岸まで漁に出る事が

多かったようで、2010年9月に中国のイカ釣り漁船が韓国の経済水域で違法操業して

拿捕されたり、12月には違法操業の漁船を逮捕しようとして際警官を鉄パイプで殴ったり

した事からかなりの問題になっていたり、一隻では捕まると言うので、数隻の船が拿捕さ

れないように連携したりと手が込んだ違法操業が続いていたようです。


中国の漁船が何故そこまで沿岸に魚を採りに来るのかと言えば、ここ数年の工業化により、

中国近海の海洋汚染が進んでしまった事もあるようで、日本でもエチゼンクラゲが黄海

から流れてきて網を破るなどの被害が続いていると言うこともあるようで、食料としての

海洋資源の確保に日本を含めてどの国も必死になっている状態。


今回の韓国警備艇の発砲は、違法操業の漁船の拿捕の難しさを語っているかのようです。


 

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