ドラマ【江～姫たちの戦国～】【冬のサクラ】
- カテゴリ：テレビ
- 2011/03/07 14:42:39
【あらすじ】越前で柴田勝家の家族となった市とその娘たちは、束の間の幸せを謳歌していた。ある時、秀吉が京で織田信長の葬儀を執り行ったという報せが入ってくる。織田家の筆頭家老である勝家と、信長の実の妹である市を完全に無視した形で信長の葬儀が行われるなど、とても許せるものではなかった。江たちはまた戦になるのではと心配する。勝家はとりあえず家康などと連携して、膨張する秀吉の力を抑える方向に動く。
【感想】今回は特に目立った動きもなく、信長の葬儀以外は大した史実もでてきませんでしたね。先週に引き続き、ファミリードラマをお楽しみ下さいみたいな回でした。ただ秀吉の魔手はどんどん勝家の方に伸びてきます。まぁ、勝家サイドから見るからそう思うのであって、こんな下克上の時代ですから、どちらが織田家を乗っ取ろうと、それは力のバランスの問題ですから、いい悪いでは片付かないのです。奇策と根回しが得意で余計なプライドなど最初からない秀吉の方が、総合的な力が勝ったというだけの話。しかし当事者はそうも言い切れませんよね。信長の親戚は、市を始め淀君や信雄など、プライドが邪魔でうまく世間を渡れてないフシがありますよねぇ。今回よかったのは、あのお守り袋のエピソード。あんな縫い物なんか見たことがないですがｗ でもああ、そういうオチなの、と思えてよかったです。江の人生、前半は苦労続きですからねぇ。最後は徳川に輿入れして息子が将軍になるという、この時代の女性の中ではトップクラスの幸せ者ですが、それまで２回離婚してますしねぇ。しばらくは我慢の時代が続きそうです。そして次はついに賤ヶ岳の戦いから北ノ庄落城までが描かれるようで、初回から私たちをうっとりさせてきた美女お市が降板、ナレーションに専念するようです。鈴木保奈美のお市って、本当に美しかったですよね。これでまた視聴率下がんなきゃいいけど(；´Д｀) トヨエツ信長が死んでから一度、目に見えて下がったからなぁｗ
【あらすじ】山形まで桜の木を見に行った祐と萌奈美、そしてそれを追いかけてきた琴音。しかし萌奈美が倒れてしまい、急遽山形の病院に入院することに。琴音は桜が咲いたらあの木をまたすぐ見に行くために、ずっと山形の病院に入院していればいいと言う。一方萌奈美たちを追いかけて山形に行こうとしていた航一に、理恵がすがりつくが、航一は殴り倒して行ってしまう。そこが病院のロビーだったため、航一と理恵の関係はすぐに知れ渡り、章子の耳にも入る。山形の病院に萌奈美を訪ね、一緒に帰ろうという航一だったが、お母さんは山形の病院に入院するのよと断言する娘の琴音を前に、従うしかなかった。
【感想】フラグ立てまくりの回でしたね～。予告では航一さんが刺されてるし。まぁ病院内だし急所ではなかったので、死ぬ可能性は低そうではあるんですけど。まず肇ちゃんがあの院長何やるかわからないとフラグを立て、本気の理恵に残酷な仕打ちをする航一、しかも理恵は章子にまでクビにすると言われ、もう逃げ場がない。こりゃあ、やるよね絶対。ただ理恵だけでなく、航一ももう一発何かやってほしいところです。ナイフを振りかざし、ほっときゃ余命僅かですぐ死ぬ妻を殺そうとしたのに、祐にちょっと言われただけで、すぐに挫けちゃう航一さん、育ちがよすぎｗ ただ、航一さんはちょっと変態で独占欲が強くて嫉妬深くてそのくせ浮気を平気でしちゃうような男だけど、萌奈美への気持ちは本物であって、お互い好きだった時期があったからこそ、結婚したんじゃないの？て思うんですよね。見合い結婚ではなさそうだし。それが何故、子供まで生まれたのにこんなにこじれちゃってるんでしょう。萌奈美が山形に行く前から、航一さんに不満を感じていたことは確かなんですよね。だったら離婚しちゃえばいいものを、子供可愛さなのか自立できないからなのか、ずっと一緒にいた。結局萌奈美が弱かったからなんですよね。そのへんに、不倫ドラマ特有のうさんくささを感じちゃうんだよなぁ。まぁ航一さんの性格では、萌奈美が離婚を切り出してもとても了承するとは思えませんけどｗ ただ、萌奈美を航一が襲った時、思いっきり愛していると叫んでいたのを、どんなに愛していると言いたくても言うことができない祐が聞くしかなかったのは、なんとも皮肉だなと思いました。本当は自分が声を大にして言いたいだろうに…。そして、あんなに苦労して病院を抜け出して無理して今の状態に漕ぎ着けたのに、祐は萌奈美の手術を航一さんにしてほしいと頼み込むようです。それって結局、記憶を失っても、意識を失っても、生きてさえくれればいいと考えた航一さんと、同じなんじゃないかいって思うんですけどねぇ。さて、萌奈美は最後、手術をして助かるのか、それともこのまま死んでしまうのか。次週まだ最終回じゃないのか！？ 航一さん助かって！
