地震が起きた当初は、会社にいた。
最初、軽い上下振動が続いていて、隣に座っている同僚と、
同：おや？地震かな？
熊：そうやねぇ～
同：やけに長い地震だな～。
熊：ん～
と、気の抜けた感じで会話をしていた処、最初に地震に気付いたときから３０秒くらい後。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
急激に、大きくなり、縦横シャフル。
「やばい！」と判断して、室内の社員全員外へ退避、退避～！
そして、丁度外の中庭に出たころ、振動がＭＡＸに。立っていられないほどの振動が・・・
実に長いこと続いたです。
その後、しばらくして治まって来たので、社内に入ると、所々天井の板が落下してて、
開発室の資料棚は、全部ぶちまけられて、散々でした。
そして、一番肝心な自分のＰＣと大元サーバー機が無事か確認しようとした所に
第２波が来襲！すぐにまた退避。
その後は、いくら待っても余震が続いていたので、さすがに仕事するのは危険ということになり、
また、各自の家も心配だろうからということで、全員退社することになり。帰路に着く事に。

帰り道も何度も余震があったが、車だと別段平気で、少し余裕で帰っていたのだが、
途中から停電に見舞われ、信号機役立たずになっており、苦労した。
そんなこんなで、なんとか帰ってこれたと思ったら、家の前の道路に亀裂が。
「崩れるなよ～」と念じながら通過。無事通り過ぎたのもつかの間、
家までの私道が水没。というか、泥？
途中でスタックするの覚悟で、車で突き進むが、庭まで来てさらに驚愕。
庭一面亀裂と水溜り。玄関前も何かが噴出した様な跡が。
で、良く見ると、家も１０ｃｍくらいズレてる。しかも家に入ってみると
上手く歩けない。少し傾いている様だ。
どうやら、液状化現象が起き、泥水ふきあげ、地盤が緩んだために家も傾いた見たいです。
さらに、電気＆水道がストップしてました。
一日目は、余震も酷くて、夜もあまり眠れなかったよ～。

さて、二日目。
一応、水も食料も備蓄があったし、登山用品一式あったので、（←趣味で登山もしてる）
ライフラインストップしてもサバイバルに自信があり、結構余裕～。
そうは言うものの、最低限水の確保ルートを確立しておきたいので、移動手段が楽になる
ことから復旧始める。
具体的に言うと、昨日噴出した泥を撤去し、車の行ききが出来る様にする。
約１日がかりで庭と車道の泥撤去。
幸い、午後になってから電気復旧した。また、給水車が町役場の方まで来ていた為、
貰いに行く。本当は水洗トイレ用の水も確保したいところだったのだが、そんなに多く
貰える訳も無く、代用として近所の川の水を汲んで、使用することにした。
二日目の午後に電気が復旧したので、ネットに繋げて情報収集しようと思い気や、繋がらず。
どうやら、モデムの設定をし直さなければならない様でした。
すぐ直そうとも思ったけれど、ちょっと疲れたこともあり、この日は修正諦めて、酒飲んで寝る。（酒の備蓄も完璧であった）

三日目以降
朝になってから、もう一つの問題発覚。下水道が詰まっているのに気が付く。
泥が、下水道に流れ込み、塞いでしまった様でした。
この日すぐに直そうとも思ったが、出社日であり会社も気になったし、
また、会社近辺はライフラインに異常が無いようだったので、飲料水の買出しと、
あと銭湯にも寄るために出かけた。
会社に着いたら、少しだけ片付けて、早々に休暇届けを出し、退社。買出しに向かう。
しかしながら、ここでも問題。何箇所か回って、購入できたのは２ℓのペットボトルを３個のみ。
この辺り水道に異常が出なかった地域にもかかわらず、なぜこんなに飲料水が売り切れてるのだ？
水が無いので食器類を洗いたくないから、パンやカップ麺を購入しようとしても、それも売り切れ。
みんな、なにを考えておる？？不必要に買占めしたって、しょうがないだろ。
おまけに、ガソリンも手に入らんとは・・・水の調達も満足に出来なくなってしまうじゃないか。
まあ、そうはいっても無いものはしょうがない。諦めて、帰り際にある銭湯（と言うか、温泉）に向かう。
いや～久しぶりの風呂は格別♪ほっと一息。
そして、家に帰り、下水管の修理。
一日では上手くいかなかったが、次の日もかけて、何とか水が流れる様になったです。
で、少し余裕が出いてきたので、近所を自転車で探索したが、結構ダメージでかかった。
近くの堤防道路は、ひび割れ分断され、
いたるところの道路が凸凹。
下水管のマンホールは、地上に１ｍくらい飛び出してた所もあった。
各家、地盤沈下が起こった箇所が多く、傾いていた。

そして、今日１６日。
ホントは、今日上水道の水を試験的に家まで流すことになっていたのだが、流したとたん、
近くで水漏れしている模様。結局、まだ水道ラインが確保でいない状態でいる。長期戦になりそうだ。
それと、ガソリンも枯渇している為、重機も満足に動かすことが出来ないのも復興が遅れている要因。
ただ、良いこととしては、県知事さんが気を利かせてくれて、千葉県でもっとも酷い地域は、
計画停電を行わないように計らってくれた。なので、電気供給だけは常に受けられる様になり助かる。

とまあ、今の現状がこんなところです。