今回はパパママの過去話。

別枠で学生時代のキャラ紹介付き。

○の付いた人が今回登場。

◎が今回の主人公。

羽月七美　(はづきななみ)　18歳　◎
超美人さんで、ｋｙ(ｒｙ
秀大好き！！
趣味は恋愛観察(？)

松本秀　(まつもとしゅう)　18歳　○
無口な秀才さん。
口数少ない為、何か謎。
七美のベタ付き様に多少お困りの様。
でもそんな彼女が好きです。

宮前きい　(みやまえきい)　17歳　○
アクティブな女の子。
子供の様に純粋で、喜怒哀楽。
直人先輩は…はい。

新井直人　(あたらいなおと)　18歳　○
授業中の睡眠当たり前。
でも部活は帰宅部さ★
運動部助っ人はよくあることらしい。

―松本家―

母：七美　(ななみ)　38歳　○
超美人母さん。
もうすぐ40だけど、外見せめての30代前半という事実。

父：秀　(しゅう)　38歳　
無口な父さん。
口数少ない為、何か謎。
七美のベタ付き様に多少お困りの様。
授業参観等での、奥様方の目当て。

長女：久留巳　(くるみ)　高校2年　17歳　
2-Bの学級委員。
すっごい真面目な子。
それなのに、ちょっと荒れ気味の
翔太が好き。

長男：銀　(ぎん)　高校2年　17歳　○
性格＆目付きがに秀似。
ルックスがルックスな為、結構人気な子。
でもマザコン。

次男：駆流　(かける)　中学2年　14歳　

男子だけど、手がすごい器用。
家族の中では結構浮く方…
それはたぶん家族内で1番うるさいから。
でも学年で人気。

―新井家―　

母：きい　37歳　
アクティブなお母さん。
子供の面倒見が良いけど、子供達と遊んでると、つい本気を出してしまう。
無邪気な少女っぽい。

父：直人　38歳　
きいと一種にいる所を見ると、
若いカップルの様…らしい。

長男：翔太　(あたらい　しょうた)　高校2年　17歳　
イタズラ好き少年。
若干不良オーラを出している。
それでも仲の良い友達が多い。

長女：海　(あたらい　かい)　中学2年　　14歳　
勉強何それ美味しいの？状態…
でも運動神経が男子以上。
たぶん親の遺伝。

「これは何の写真？」

銀が私の高校時代ののアルバムに目を落としながら言った。

「あぁ、それは学園際よ。屋台だったはね…」

学園の中庭でやったわね…はっぴ着て…
「じゃあ母さん、この写真は？」

「あぁ、高校の卒業式のよ。」

左からきい、直人、私、秀。

卒業生でもないきいが号泣している。

今見ても「クスッ」って笑ってしまう。

懐かしいな…高校の卒業式…

「グスッ…うぅ…フワ―ン！！！！！！」

泣き叫んでいるのはきい…

何でそんな大声で叫べるのかしら…

「うぅ…うぅ…すみません…」

「いやぁ、きいは悪くないよ、悪いのは俺の頭なんだから…」

説明しよう。

実はきいは私達の後輩なの。

1学年違うのよ。

だから直人と今日別れるのが嫌で、一週間ぐらい前から泣いてばかり

だったんだけど、思わぬ事件が起きたわ…

留年って知ってる？知らない人は調べて。

つまり、直人は留年することになったよ。

頭悪過ぎて…

そして、きいはそのことが嬉し過ぎて卒業式に泣いてるのよね。

「ハァ…でもまさか、留年とはな…」

溜息をつき、ボソリと秀が言う。

「わっ…悪いか！！」

「いや、ただ呆れただけだ。お前の頭の悪さに」

目を直人と合わさず言う、

完全に馬鹿にされてるわね。

「なっ…！」

言い返せないわよね。

だって、秀は名前の通り秀才。

学年でもトップだし…それに対して直人じゃ…ねぇ…

ここは私が…

「まぁまぁ、二人とも喧嘩は止めて…」

割ってはいるしか…

きいは泣いてばかりで何にも役に立たないし…なんだよ

「なっ、なんだよ七美…」

「喧嘩なんてしてないぞ？」

「でも私にはそう見えるの。」

「そうか。」

何かバサッて切られた気がする。

うぅ～！！！

「フンだ！！！もう一生口利かない！！」

「そうか、どうせお前にはそんなことできないだろうがな。」

ギグッ！！

完全によまれてる…うぅぅぅぅぅ！！

くやしい！！！

「フッ、本当にお前は思ってること顔に出るタイプだな。」

えっ？あぁ…そういうこと…

「悪かったわね！！」

顔に熱が伝わるのが分かる…自分でも。

「じゃあな、これから一生口利かないだろ？」

えっ…あぁぁもう！！！

「さっきのは前言撤回！！」

「そうか」

うん？？

さっきデレた気がしたんだけどな…

また切り捨てられたような…

あぁぁぁ、そんなことより！！

「ねぇ、卒業記念に写真撮ろ？」

「無理だ。」

ムッ…素直に受け入れれば良いのに！！