東日本大震災の記録 その１
- カテゴリ：日記
- 2011/03/29 10:54:39
きっと時とともにまた記憶も薄れてしまうかもしれないので、
私が見たり感じたりしたものを何回かに分けて書いておきます。
あくまで私的記録なので関心のない方はスルーしてくださいね<(_ _)>
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震災があってから３日ほどして、初めて買い出しに出かけました。
普段使う国道は津波で各地が寸断され危険ということで
旧国道や裏道を使って市の中心に向かって車で行ったのですが、
あちこちになにやら障害物が置いてあるので、
なんであんなもの、危ないのに置いてあるのかしら？と
いったら
道が陥没したりひび割れたり、危険だから
それを知らせるために置いてるんだって・・・＊・＊
そういわれてみれば道の片方が陥没したり穴があいたり
ふと脇をみると塀のブロックが片道全部に倒れていたり・・
夜目のきかない夜通ったら非常に危険かもしれない状態。
あちこちみやりながら道を車で過ぎていくと、
残っていた国道に出ました。
そこにはここまできたんだー・・という波の置いていった瓦礫のあと。
あまりにも広大なので、片付けるにしてもどこから手をつけてよいのやら、
というふうに思いました。
もう呆然とするしかないです。
途中高台の病院の前を通りました。
ここから海は若干遠いし、病院は無事でした。
でも、病院から少しいったところに一人のおじいさんがへたりこんでいました。
服装からするとひょっとして漁師さん？
表情を見たら、今までわたしがこれまで
見たことのない表情をしていました。
恐らく何もかも失って行き場もなく、海から逃れてきたものの、
ここでへたりこんでしまったのではないでしょうか？
思わず声をかけたくなりましたが、人の車で移動中だし
止めて、というわけにもいかず．．
「あのおじいさん、どうしたのかな？」と
私は言ったきりでした＊・＊
そのあと
友人からのメールできのうは開いていた、というスーパーに
最初にいきましたが、すでに長蛇の列。
入場制限ながらなんとか買い物することができましたが、
野菜やレトルトのインスタント食品はとっくに売り切れていました。
みなさん、あとの方のためにそれっぽっち？というほど少量しか買われないようにされていたのが印象的でした。
それと、ペーパー類を買う方が多いのにびっくりしました。
うちはペーパー類は大量に常時ストックしているので買う必要はなく
助かりましたが・・
一緒に行った方はガソリン目当てでしたが、
並ぶより先にどこもあいていませんでした。＊・＊
それから数日、ガソリンスタンドはどこも開かず、通っている車もみかけなくなりました。
まさにひとっこひとり歩いていないゴーストタウン状態＊・＊
でも数日前あたりから、やっとガソリンも少しづつ届くようになり、
車もみかけるようになりました。
友人もうちも夜中１時から８時間並んで２０リットルだけ入れられました^^;
思ったより物資はすぐ届き始めたのでスーパーさえ開いていればなんとかなりそうですが、道路、線路は長距離に渡って全くないか水没箇所が多いので
（線路、道路がどこにあったのかさえわからない状況）
物資が平常に流れるようになるにはまだまだ相当時間がかかりそうです。
震災当日の晩、自宅のすぐそばで大声で叫んでいる人がいました。
絶叫に驚いてわたしはちょっとおびえてしまいました。＊・＊
全部は聞こえませんでしたが、
「恨むなら・・・を恨め！」と延々絶叫していました。
若い方のようでした。
きれぎれに聞こえた内容からすると、消防の方だったのではないでしょうか？
きっと自身も津波から命からがら逃げてどなたかを救えず、
だれかからなじられでもしたのでしょうか？
一度きた大津波の時は避難して無事だったのに、
波がひいた時に自宅の様子を見に戻って２度目の津波でもっていかれた
方もかなり多かったそうです＊・＊
防災アナウンスでも、戻らないでください、とその後何度も
言っていました。
震災だけではなく、心も痛い電気のつかない真っ暗な一夜目でした（；ω；）
家だけじゃなく、家族も仕事も失ってたった一人になってしまわれた方は察するにあまりあります＊・＊
家や仕事は時間がかかってもどうにかなっても、心の傷は・・・
日にちも経って地震も余震も減ってきましたし、
みなさん少しおちつかれたのか、もう既に気持ちは復興に向かっているようです。
被災されたのが自分一人だけじゃないので、
みなさんおたがいささえあいながら頑張っています^^
大きな地震でしたが、きのうも車であちこちまわってみて、
道路とか瓦のお家とかは被害があるところありましたが、
見た目、それほどひどいところは思ったよりありませんでした。
でも津波がきたところは跡形もない、という感じで
その破壊力はとにかく想像を絶すします＊・＊
あのおじいさん、どうされたのでしょうか・・・
とても心にひっかかっています・・・
悲しさと絶望と・・表現できない表情でした＊・＊
津波に飲まれても助かった方、かなりいらっしゃいますね^^
わたしの友人は幸運にもみんな無事でしたが、
海のすぐそば（１００むぉどの距離）で絶対だめだろうと諦めていた友人に
何度もメールを送っていたのですが、ずっと返事がなく、
でも３日たってからやっと返事がきた時はとてもうれしかったです^^
海の前とはいえその場所だけ高台だったので水は玄関までで止まったそうです。
でも波が運んできた大木が家につきささって住める状態ではないと・・・＊・＊
物資が平常に流れるのにも時間がかかるんですね。
おじいさんみたいに何もかも失って行き場がない方がたくさんいるんでしょうね・・・
夢だったらいいのにと思うほどです。
日がたつにつれ、現実に向き合わなければならなくなり、
不安でいっぱいでしょうね。
地震でかろうじて残ったものも、さらって行ってしまって…
やりきれない思いを、大声を出す事で、少しは癒されたんでしょうか。
シシルさんは怖い思いをされたでしょうが、そういう事も必要なんでしょうね。
シシルさんが生きていてくれて、本当に良かったです。
ぼうぜんとされていた漁師さんと思われる方。
どれほどたくさん、そんな思いをされている方がいるのでしょうか。
ただ、ただ、少しでもそんな思いが和らぐように願うばかりです。
今日は、仕事で発注かけてから確認の電話を取引先にしましたが、
やはり品薄で製造会社のほうも工場が震災で被害を受けていたり
欠品が多そうですわ。。。
津波は怖いね；；津波での被害がすごいもんね；；
知人は、津波にのまれ運よく助かりました。新聞に顏写真入りで出ててビックリ＾＾