東日本大震災の記録 その2
- カテゴリ:日記
- 2011/03/30 13:29:19
地震が起きた時、わたしは2Fの仕事部屋にいました。
目の前にはPC
デスクトップ型で最近のやつなので、デザインはいいものの安定性が悪く
まだ新しいというのに倒れたら壊れちゃう、と
揺れの最中ずっとPCを抑えていました。w
グラグラグラがあまりにも長く、いつまでも収まらない・・・
まわりでどんどんいろいろなものが崩れていきました。
でも明らかに手を放したら壊れてしまうのがわかっているので
PCだけを護っていましたw
恐らく別の部屋にいたら、迷いなく外に逃げたことでしょう。
そしてきっとPCは壊れていたでしょうねw・・
自宅前にお隣の家の大きな池があって、2階の部屋からそれが見えるのですが
左右に水が大きく波打って
脇の地面がどんどんひび割れていくのが見えました。
長い長い揺れがやっと収まって、ふとまわりを見たら、
何もかもが倒れてめちゃくちゃで、わたしが怪我もなく無事だったのが
奇跡のような状態でした。
足の踏み場もなくて、部屋から出るのさえ大変な状態*・*;
また揺り返しがきたらせっかく救ったPCはアウトなので、
とりあえずPCを覆う柔らかい
毛布状のものを探して覆い、本当はいけないのでしょうけれど、
モニターを下にむけて床におきました。
そして全てのコンセントを抜きました。
それから他の被害状況を見に行きました。
キッチンの棚から食器が落ちて割れて散乱していましたが、
思ったより被害が少なかったのが意外でした。
でも、ベランダに出たら壁一面に長〜い亀裂がはしっていました。
そこは今日、業者さんにお願いして補修していただいています。
あまりにも長い揺れだったので、これは津波アリかな?と
さっそくニュースを見ました。
するとやっぱり大津波警報。
今まで津波被害など経験していないので、
津波がくるといってもどの程度のものか想像もできませんでしたが、
一応この辺の避難場所を確認しました。
するとすぐそばの学校*・*
高さからいうと同じなので、そこに逃げても意味なし・・^^;
で、ベランダに出て双眼鏡で海を観察しました。
大津波がくるには30分ほどあったので、避難の時間は十分にあり、
海近くにいらっしゃったみなさんもかなり避難されたようです。
そして、津波がきました。
よくわかりませんでしたが、津波はぐんぐんこちらにくるようでした。
「国道まで津波がきています。避難してください」と防災アナウンスが
流れました。
でも、国道って、うちから歩いて1分の距離*・*
うちまできてしまうかも?*・*;;;;
2階に上がって双眼鏡を見ていたら、瓦礫がどんどん近づいてきました。
でも、道路の向こう側でどうやら止まってくれたのでほっとしました。
そのあと双眼鏡でずっとみていたら、水平線が消えてしまいました。
そこまで波がひいていったようです。
みたことのない風景でした*・*
夜になっても大津波警報が出て、停電しているし、いざとなったら危険なので
わたしたちは2階のベランダにいました。
双眼鏡でみると、大変危険なのに、漁り火のような明かりが海の上に
いくつも見えました。
おそらく漁師さんや他の方々が、救出、、あるいは自分の家や家族を探されていたのだと思います。
翌朝になったら船もいくつか転覆していました。
そして、前日瓦礫だらけだったながめが一転して
何もないような光景に・・・
どうやら引き波でたくさんあった瓦礫は沖のほうまでもっていかれてしまったようです*・*
津波が来る前は家などの障害物があって全然見えなかった海岸線がきれいに見えました。
そして不思議だったのが、あれだけたくさんの家々が流されたというのに
海岸線そばの松並木がそっくり残っているのがみえたこと。
きっと人が住まなければあのままの眺めなんだろうな?
という海と松林と陸地、の眺めになっていました。
あれだけあった瓦礫がほとんど消え去っていました。
地震の晩、停電で、余震も続き、加えてまだ津波がくる危険もあるので
夜しばらく2階のベランダにいましたが、
その晩の星空はとても美しく、オリオン座がきらめいていたのが
印象的でした。
空から海に目を移すと、たくさんの船の灯り・・
不思議な光景で現実感がありませんでした。
たまたまPCの前にいたのでそうなってしまいました^^;
でも、あの時PCを護っていなかったら、こうして今ニコタでやりとりはできなかったでしょう。
少なくとも1ヶ月以上は・・・
いまだに電気店も開いていませんし、もちろん輸送手段がストップ状態なので
ネットで買うこともできませんし・・・
津波はここにくることは夢?で数年前から警告があったのでかなり大きなものがくると予想はしていましたが、これだけ広範囲の被害だとは予想していませんでした。
でも、TVで起きた場所の×位置を見て、夢でみた同じ位置だったのはびっくりでした*・*
とりあえず地震が起きたら皆何か抑えるようですね。
ボクも物が倒れないように抑えてましたが限界でした><かなり長かったですよね。
こちら震度6弱でもかなり揺れましたがそれ以上の揺れは想像できません。
津波も手前で止まってシシルさんはケガがなくて良かったです☆
津波は恐ろしいですね。スマトラ島沖の津波の映像見てましたが日本でも起こるなんて・・・
見えなかった海岸線が見えたり周りの風景も変わってしまったんですか!大変な経験をされましたね・・・
津波の印象は普通の波と違って波が来続ける、といった印象です。
波は寄って来たら引いていきますが、
津波は寄って寄って寄ってで、押しの力がどんどん増大されていく感じです。
しかも表面で押してくるのではなく、人間だと手で押すのではなく、体全部使って押してくる感じ。
見た感じは場所にもよるのでしょうけれど、こちらは引き波の力がものすごかったです。
押されてまだ形の残っていた家が引き波でめちゃくちゃに破壊されていきました。
でも、地震直後の大津波でなかったのが、まだ不幸中の幸いといえたかもしれません。
逃げる時間がありましたから・・
わたしは友人にも言われますが、異常なほどクールだそうです^^;
なんと小学生の時に先生に「君はクールだねー」といわれた記憶があります。
その時は「クール」の意味がわかってませんでしたけど・・w
>>こえだ さん
今までにも恐ろしいこといろいろ経験していますが、
(実は自宅が火事にあって全焼したこともあります)
今回の様に長時間に渡って心臓ばくばく状態が続いたのは初めてです*・*
でも、今は余震も随分減って平常に戻りつつありますし、
あのまま心臓ばくばくが続いたら身がもちませんが
人ってうまくできているのかもしれませんね^^
でも、色々な精神的症状が出ている方やお子さんが出ている話もきいています。
実際、どんな波なのかわかりませんでした。
恐ろしいほどの破壊力ですね。
2度目のほうがひどかったとか・・・
ただ、シシルさんが、冷静にこの事態を受け止めておられるので、
大丈夫なんだろうと、思っています。
ここに記録したら、忘れるのが一番です。
読んでいるだけで、どきどきします。
せっかく、地震に耐えたのに、
津波が近くまできていた時はご心配だったでしょうね。
普段だったら考えられないあの大津波。
私も今まで想像していた津波とは、全く違う様子でした。
人間の想像よりもはるかに破壊力が大きくて。
それにしても、シシルさんの冷静さには脱帽^^v
大変でしょうけれど、シシルさんなら乗り越えられる!と確信しました^^
ほんとに。
遠浅の海なのできたら大きいとは思っていましたが。。。
子供の頃、津波がきたらいったいどんな風になるのだろう?と想像したことがありましたが
想像した津波はきれいな水を被るイメージでしたけど、
実際の津波はそうではなかったようです。
ただ実際近くで水をみたわけではないのでよくは分かりませんが
瓦礫や色々なものを巻き込んでいるので海の美しい波とはほど遠い感じだったでしょうね
双眼鏡がなければ何が起こってどうなっているのかきっと遠目すぎてわからなかったと
思うのですが、双眼鏡で見たのではっきり見てしまいました*・*
でもほとんどその記憶が今消えてしまっています。
やっぱりショックな記憶は脳が思い出させないようにしてしまうのかしら?
場所によっては、避難所より高くまで来ていたようですし。
水平線が無くなり地平線が見えていたんですか?
それがまた戻って来るんですから、大変なエネルギーですよね(--)