Nicotto Town


徒然なるままに書き綴る四方山話。


薬籠中物

薬籠中物(やくろうちゅうのもの)

意 味: 薬箱の中の常備薬。
     転じて、いつも手なずけておき、味方として自由に働かせられる人。

解 説: 「薬籠」は薬箱のこと。
     「自家薬籠中の物」という形で用いることが多い。

出 典: 『旧唐書(くとうじょ)』 狄仁傑伝

故 事: 仁傑は多くの人材をひき立て武后に推薦して用いさせ、
     その数は姚元崇ら数十人に及んだ。
     みな仁傑を尊敬してその門に集った。ある人がいった。
     「天下の明果珍宝がみんなあなたの家にありますね。」
     仁傑はいった。
     「賢臣を君にすすめるのは国のためです。 私情からではありません。」
     この仁傑が重用した人の一人に、元行沖という、
     博学で万事に通じている人材がいた。その行沖があるとき仁傑にいった。
     「あなたの門には珍味がたくさんありますから、
     食べ過ぎて腹をこわさないよう、
     私のような薬の粉末みたいな人物も加えて下さい。」
     仁傑は笑って答えた。
     「とんでもない。
     君は私の薬籠中の物だ。(吾が薬籠中の物なり)
     一日もなくてはかなわない大切な人物だよ。」

英 訳:  master;
      be at home 《in》;
     get complete control over sth;
     get sb under one's thumb.〈丸め込む〉

句 例: パソコンを自家薬籠中物とする。

参照:四字熟語データバンク

#日記広場:勉強

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2009/04/16 16:17
>チョーコさん
 今のご時勢、
 「味方として自由に動かせることが出来る人を手元に置いておく」
 っていう余裕が無いのですよねぇ┐('~`;)┌
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2009/04/13 16:41
これは小説とかで見ますけど 使ったことないです
だって、「いつも手なずけておき、味方として自由に働かせられる人」がいないから!



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