あの日の翼
- カテゴリ:日記
- 2011/04/09 14:07:06
春、新しい命が芽生える季節。
この季節になると、あの日、私の元にやってきたインコの雛を
思い出します。 名前はピーちゃん。
母が鳥の雛を買ったけれど、2,3日旅行に行くから預かってと
置いて行き、そのまま私が育てることになってしまったのです。
当時、子供ができなかった私は、鳥はまずいんじゃないの?と
思ったのですが、餌をねだって、身体を揺らしながら、ガーガー鳴く姿を
放っておけなくて、一生懸命世話をしました。
ふやかした餌を食べさせる度、そして、普通の餌を食べることが
できるようになったときも、口に入れた時「おいしい?」と訊いていたんです。
朝起きると、「ピーちゃん、今日もごきげんね」って、手に乗せて
首筋をなでなですると、目を細めてじっとしていました。
そして、身体の毛も生え揃い、鳥らしくなったある朝、ぴーちゃんは
私の顔を見て、「ぴーちゃん、ごきげん!」と言いましたヽ(^。^)ノ
おおっ!すごい!喜んだ私は、さっそく手に乗せようとしたら、
ぴーちゃんは、乗る気分じゃなかったらしく、シュッ、シュッと威嚇しながら、
私の指を甘噛みして「おいし~っ!!!!」と叫びました。
「おいしい?」???????????????(・・?)
そして、思い当たったのが、雛の時に餌をやる注射器を、
口に入れた途端に「おいしい?」と聞いていたので、くわえることを
おいしいと勘違いしてしまったのだと分かりました。
それからというものの、ぴーちゃんは怒ると、
「おいし~っ!おいし~っ!」と頭のアンテナをたてながら鳴き、
それがおかしくて、私はゲラゲラ笑いました。
当時一戸建に住んでいた私は、玄関に鳥かごを置いていました。
朝7時ちょうどになると、吹き抜けを飛びあがってきて、
「ぴーちゃん、ごきげん」と大声で鳴いて、
私を起こしてくれたのですが、けなげなことに、6時半ころから
つぶやき声で「ぴちゃん、ご・ごき・ごき・ごきげ・げん。ぴちゃん、ごごごききげ~ん」と
一鳴きの為の練習を繰り返しているのです。
ごき・ごきと聞こえると笑えて、結局7時まで狸寝入りをして
練習の成果を聞いてあげるのですが、鳴いたあとは私の枕元に来て
眠った振りをしている私のまつ毛をガジガジし、起きろとつんつんほっぺをするんです。wwかわいかったな~っ
お昼は口ばしを私の耳の中に預け、いびきをかくことも・・・。
動くとシュッシュッと威嚇されるので、どっちが飼い主だかと
可笑しく思ったこともあります。
そして、ある日洗濯ものを干していると、
「ピーーッ!」とするどい悲鳴が・・!
窓からピーちゃんを咥えた猫が、走り出しました。
私はサンダルを脱ぎ、はだしで隣の垣根を越え、
門の陰で、ピーちゃんの頭にかぶりつこうとした猫に
寸でのところで追いつき、私の形相を見た猫は逃げ出しました。
ピーちゃんも、パニックでした。
「ピーッ!ピーッ!」と鳴きながら、空にバタバタ羽ばたき、上へ上へ
とどんどん遠ざかります。
「ぴーちゃ~ん!」私は、裸足で追いかけましたが、住宅街で人目が
あるため、一旦家に戻り、靴を履いて、探し回りました。
2、3日たって、近所の屋根で見つけ、名前を呼びました。
よほど猫に襲われたのが怖かったのでしょう。
こちらへ来ようとするのですが、途中までで、また上へあがってしまいます。
そこへ猫が通りかかったので、驚いて、どこかへ舞い上がって逃げてしまいました。
それから、ぴーちゃんの姿を見ていません。
そして数か月後、寂しくなった鳥かごを片づけた時、ふと予感がして
カレンダーをみました。
そう、私は妊娠していたんです!
ぴーちゃんの生まれ変わりかも!
野生の鳥ではないので、餌の捕り方も知らないぴーちゃん。
生きていて欲しいとは思うけれど、この子はきっとコウノトリでなく
ぴーちゃんが運んできたのかも・・と思いました。
ピーちゃんは、雌でした。生まれてくる子供も、きっと女の子。
多分、とびっきり甘えん坊の・・・。
そして、リアの世界。ブログを書いている私の肩に、
娘が顎をのせて、動かないで、と文句を言いながら、読んでいます。
それは、口ばしを私の耳に預けたぴーちゃんが、
私が動くとシュッシュッと文句を言ったのに似ています。
かわいかったですよ。
クリーム色の身体にオレンジ色のまんまるホッペ。
ジッと私を見あげて、ガジガジ何かお話しながら、目が優しいかまぼこ型に
なるんです。また、飼いたくなっちゃったな~っ。でも、海外行ったり来たりでは
動物は無理ですものね(#^.^#)
ぴーちゃん。
放し飼いで、鳥と猫を飼っていたんですか。良い環境ですね(^_-)-☆
でも、戸建に住んでいた時は、私も庭に餌を蒔き、野鳥がやってくるのを
観察したりしました。とっても変わった鳥がいて、何だろうと思っていたら
数日後の新聞で、越冬しに飛来。ってタイトルでその鳥の写真が載っていたりして
おおっ!生で見られたんだ~。しかも度アップで!!!なんて楽しみもありました。
おももちゃんは、漫画にできるエピソードを沢山持っていそうなので
これから楽しみですね(#^.^#) 頑張れ~ヽ(^。^)ノ
娘さんの名前もぴーちゃんだったりして(((✿≧▽≦)ノ彡☆キャッキャッキャ
ぴーちゃんとても残念でしたね。
私も飼っていたねこちゃんが外に出て行ったきり帰ってこなくなったことがあるので、
お気持ちとてもわかります。夜中も外を流しまわったのですが、結局見つかりませんでした。
鳥をくわえてしまうねこちゃんがいるのにもとても驚きです(*o*)/~~~☆
私も野生の鳥を飼っていたことがあるのですが、
ねこちゃんも一緒に暮らしていました。どちらも放し飼いでしたが、
ぴーちゃんがねこちゃんにやっつけられることはありませんでした。
常々お尻を振って狙いを定められ狙われていましたが。
今この話を聞くと、とてもあぶないことだったんだな~と反省しました ○凹コテッ
冒頭の「ぴーちゃんごきげん!」と、「おいし~!」の話は、
まるで勘違いコントを見ているような気持ちになりました(●^o^●)
大爆笑です(≧∇≦)ノ彡 バンバン!
いや、もしかしたら本当にリリーさんの腕を美味しく味わっていたのかもしれませんね、
ふふふふふ。
娘さんと、いつまでも仲良くね(^▽^)/
私が育てると、みんな甘えっこになってしまうようですww
お話を褒めて下さって、ありがとうございました。
あれっ?今パトカーがサイレンを鳴らして来て、すぐマンションの下で止まったみたいです。
どうしたんでしょう。ちょっと見てきますね。
Lilyさんの優しさが伝わってきます♪
にょろちゃんも、フェレットを飼っているので、
心が通じ合って、温かい気持ちになったり、癒されたりすることが
良くあると思います。 だから、ブログに停電後のエアコンの稼働をどうしたらいいのか
心配されてたんですもんね。今度はフェレットの温かいお話を、ブログで読ませてくださいね。
ほんとに、大切に思いますよね。
私の場合は、赤ちゃんを諦めていたので、命を授かったことが
大きな神秘でした。
emipuyoさんも、身近な方だけに、生命の入れ替わりのような、
不思議な縁を感じられたのではと思います。
大切な命が、輝いて、すくすく育っていてくれるのは、親として何より嬉しいことですね。
ぴーちゃんも2度ほど、空へ飛んで行ってしまったことがあります。
いつもかごの扉を開け放ってあったので、吹き抜けをあがり、布団を干していた窓から、
飛び立ったのです。でも、その時はちゃんと周囲を飛び回っただけで、戻ってきました。
だから、猫に襲われた時は、怖くて下に降りられなくなったんだと思います。
ぴーちゃんを飼っていて、困ったことが一つありました。
雛から成鳥になるときに、羽根が薄いビニールの管みたいなものに覆われていて、
母鳥がそれを口ばしでとってやり、ふさふさの羽根になるのです。
その役は、もちろん私がやったのですが、ピーちゃんは、その世話を学んで、
私がけがをして、治りかけたカサブタを、ひょいと首を延ばして、口ばしではがしてしまうんです。
そんなことをしたら、いつまでたっても傷が治らないので、大した傷でなくても、バンドエイドでカバー
しなくてはいけませんでしたwww
いつも温かい言葉をありがとう♡
ぴーちゃんは、よくできた子で、フンなども決して、人の上はもちろん、机や床の上でもしませんでした。
私が座っている下に、新聞紙を敷いておくと、身体をずらし、そこにするので、掃除が楽でした。
オカメインコだったので、ほっぺが赤くて、とってもキュートでした。
ちょっと首を傾げるしぐさ、緊張したり、怒ったりすると、頭の毛がトサカのようにぴよ~んと
立つのが、愛らしかったです。
一度パスタをあげたら、とっても気に入ってしまい、普段は食事中に、テーブルの上に乗らないのですが、
お皿のパスタを1本咥えて、机の端まで猛ダッシュ!綱引きみたいに、パスタがお皿からぐんぐん
引っ張られ、とっても面白かったです。ぴーちゃんもいけないことをしていると思ったから、
パスタを咥えて走ったんでしょうけれど、トサカを立てて、羽根を広げ、左右に揺れながら走る姿は
酔っ払いみたいで、大爆笑しました。思い出が尽きないです。(#^.^#)
ほんとですね。動物は飼い主の心をちゃんと察しています。
私が泣いていた時は、どこにも跳んでいかず、肩にじっととまり
首をのばし舌で、涙をペロペロして、ゴニョゴニョずっと、話しているようでした。
でも、塩分とっているだけだったかも・・・。www
とにかく癒されました。
優しい言葉をありがとう。
かわいいオカメインコでした。でも、ちょっと変わっていて、ひまわりの種の皮を食べて、
中身を捨てるので、日中かごを外に出していたりすると、すずめがやってきて、ひまわりの中身を
ごちそうになっていました。ww
愛のある話、胸に響きました。
ちょっとジ~ンときてしまいました。
私もインコは、小学生の時にリリィさんと同じくらいの幼い仔を飼っていましたが、
カゴを外で掃除しているうちに手にのってしまい、ツタって肩に止まってしばらくして
パッと飛んでいってしまい、泣く泣く近所を母と探しまわりました。
でも、3時間後くらいに庭の物干し竿にチチチッと鳴いていて戻ってきました。
かわいがっていると余計にいなくなった時、寂しいものですよね。
しばらくぶりにそのインコのことを思い出しながら読んでいました。
いいお話ありがとうございました(=^_^=)
やはり生まれ変わりかもって思いましたよ。
不思議ですよね...何かがチョッと似てたりする^^
生まれ変わりかもって思うと死んでしまった人の分も大切に
してあげようって思ったり。
きっとピーちゃんがもっと甘えたくて生まれ変わった!?
かたわらのテッシュボックスのお世話になりました。
ぴーちゃんの仕草のかわいらしさが心をほっこりさせます。
ぴーちゃんの健気な行為が心を癒してくれます。
そんなぴーちゃんとの生活のヒトコマ、ほんとうに心温まる
ブログを読ませて下さってありがとう!!
飼い主の気持ちを察するし
自分の生命の終わりも察し終りの準備をしたりもします
うまく表現できませんが、人間に与える影響って大きいですね!~☆
りりぃさんのブログ本にしたらいいと思う。
わたしは絶対買いますよ(涙)