前向く君は。
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/04/10 09:11:48
君は前向き、走ってる。
僕は背中を、見てるだけ。
追いつくことは難しく。
追いかけるしかできないよ。
僕が息を切らしても、
君は待ってはくれないね。
君は前だけ見てるから。
遅れた僕に気づけないんだ。
足手まといになりたくなくて、
一言「 待って。」が言えなくなるよ。
僕が君の邪魔になるなら、
置いてけぼりでも構わない。
だけど少しだけ、寂しいな。
だって君は、僕が消えてしまっても、
きっと、気がつかないから。
後ろなんか振り向かない君は、
僕のことなんか忘れているのかもしれないね。
それでも僕はついていくと決めたから。
追いかけていくと決めたから。
だからやっぱり「 待って。 」は言わない。
君は前だけ見つめて走っていればいいんだ。
後ろなんか、振り返っちゃ駄目だよ。
僕のことなんか考えちゃ駄目だよ。
ただ自分のやりたいようにしてよ。
そしたら僕はついていくから。
追いつくことはできないけど。
追いかけることはできるから。
息が切れても、頑張るから。
大丈夫。
君は、間違ってなんかない。
だって、君のその後ろ姿は
こんなにもかっこいいんだから。
だから君は、前だけ見て、走り続けてもいいんだよ。
コメントありがとうございます。
二人でゴールを見たいんですよね、きっと。
でも気持ち分かりすぎて泣ける。・゚・(*ノД`*)・゚・。
好きだから、追いかける。
好きだから、待って欲しい。
でも立ち止まる君はいやで。
やっぱり一緒に走るには自分が追いかけなくちゃならなくて。
そのことを君は知らなくて…
もどかしいよね。
それでも追いかけていたいよね*