Nicotto Town


"ROYALTY AND LOYAL ANTS"


11/04/10 原発賛成派と反対派の水掛け論


いろいろなブログを眺めていて思うこと。



原発賛成派は、とにかく議論に持ち込もうと腐心し 
反対派は、とにかく議論に持ち込ませないようにしている。 

まぁ、それぞれの立場から考えれば 
その理由は至って簡単に理解できる。 

原発事故が現実のものとなった以上、賛成派はこのままだと分が悪い。
だが、議論に持ち込むことで、 
うまく立ち回れば、反対派を丸めこむことができるかもしれない。 

その可能性にすがりついているわけである。 

逆に言えば、反対派はそれを恐れているのだ。 
原発の存続のわずかな可能性でもひねり潰したいと考えているわけである。 

結果、一方が議論を持ちかけても他方がそれに応じない。
言わば、水と灯油が永遠に混ざり合わないように 
コップの中でいがみ合っているだけなのだ。 

違う土俵で戦っているのに、決着が付くなんてありえない。 

しかし、両者に共通していることが一つある。 

それは、原発を残すか撤去するか。 
つまり、原発そのものの設備の存亡ばかりが議題になっているのだ。 

これには非常に違和感を覚える。 





ちょっと例え話をしてみよう。 

「地震に備えて、浴槽には新しい水を溜めておいたほうがよい」 
とよく言われている。 

断水してしまった後は、その水でなんとかしのごう、ということだろう。 

しかし、実はこれ、耐震基準を満たしている家の場合に限る。 

満たさない家の場合、水をいっぱいにして地震が起きると、 
そこだけが他と比べて重くなり、風呂場から家が崩れやすくなるのだ。 




では、この問題を解決するのに 

「浴槽をとっぱらう」 

という選択肢は出てくるだろうか。 



「湯船があるから危険なんだ!だから湯船の撤去を要求する!」 





自分でも言っていて、何言っているんだろうって感じである。 





みなさんもお分かりのように、この問題を解決するには 
もっと手っ取り早い方法がある。 

「浴槽に水を溜めなければよい」のだ。 

さらに言えば、「そもそも家屋の耐震構造を向上させればよい」だけの話でもある。 



原発の話題になると、どうしてこのような話が出てこないのだろう。 

非常に素朴な疑問である。 


原発は、存亡そのものを議論するものではない。 

どうすれば、より安全で確実な運営ができるかどうかの話なのだ。 


上記のような「水と灯油」の間に、サラダ油を注いで親和させる。 
(サラダ油には、灯油はもちろんのこと、水にもよく馴染む性質がある) 

そのような第三の道を示してくれるホープがもっと出てくれることを切に望む。

アバター
2011/04/11 19:08
もう出来る(´・ω・`)??
アバター
2011/04/11 18:03
19:00おっけーい
出来るようになったらコメントお願いします(`・ω・´)




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