黄金のワイン「聖イシュトヴァーン王の冠」
- カテゴリ:日記
- 2011/04/12 20:24:57
余震、余震、余震・・・揺れに揺れてます。
もう、ここまで揺れたら、群発地震だと思うんだけど。
微震とはいえ、大阪まで揺れてる。
ほんの少しの揺れで、飛び起きてたのは16年前。
また、同じ状態になってる・・・。
やれやれ、体の記憶は消えへんらしいなあ(^^;)
ちょっと現実逃避に、葡萄酒の薀蓄をどうぞ。
太陽王ルイ14世が「王者のワイン」と、絶賛したワインがある。
中央ヨーロッパに位置するマジャール人の国、ハンガリーが誇るトカイワインだ。
トカイワインは、琥珀のような金色をしている。
フルミントという品種を中心とした貴腐葡萄からできるから、蜜のように甘くて芳醇な味だ。
二つの川が交わるトカイ地方は、秋になると濃い霧が発生する。
その霧の湿気が葡萄畑をつつみ、貴腐菌を発生させて葡萄の甘味を凝縮させる。
その貴腐葡萄から作られたのが、黄金色のトカイワインだ。
私がはじめて飲んだトカイワインは「聖イシュトヴァーン王の冠」という名前の、最も甘い等級のものだった。
・・・とろりとして、ほんとに甘かった。
透明のカットグラスに注いで光に翳すと、黄金色に輝き「王者のワイン」に相応しい色になった。
ただし、その味は姫君向きだと思う。
食前酒か、デザートワインとして少し飲むのがお奨めかな。
聖イシュトヴァーン王は、11世紀初頭、最初にハンガリーを統一し、ハンガリー全体をキリスト教に教化した王だ。
3人の息子を持ったが、全てに先立たれ後継ぎを残さないまま悲嘆のうちに死を向かえた。
王が亡くなった後は、内乱がおこりハンガリーの国は瓦解した。
のち、再統一を果したラースロー王によって、彼は聖人の列に加えられた。
王がそれを喜んだかどうかわからない。
けど、彼の名とハンガリーの象徴である冠の名をもつワインは「王者のワイン」に相応しい。
・・・甘すぎて、今では持て余すけどなあ、たぶん。
藤娘さんは、御酒は両党か~^^?
最近は、もっぱら辛口がようなってきてますよw
トカイワインは、プットってのが甘さの単位なん。
この単位が1~6まであるんやったかな。
普通、やや甘い、甘い、もっと甘い、だだ甘、めちゃ甘と覚えたw
おやあ、沙羅さんも同じようになってるんや><
ほんまにもう大丈夫って思ってたのに、体の記憶ってすぐ戻ってくるんやなあ。
貴腐ワイン、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼもそやねんけど。
トカイワインは、また別格やったな。
本場に一度のみに行きたいけど、量はのめんやろうな^^;
16年前も、余震が多かったです。
その時は、ほんまに少しの揺れでも飛び起きました。
今回も同じ感じですね…ニュースの映像で記憶が戻ったみたいです。
初めて飲んだときはうまい~と喜んだんですよw
なにせ、噂の王者のワインを飲めて、有頂天やったからw
が、数年前…久しぶりに口にしたら…あますぎ~><
と感じましたw
甘いのも辛いのも好き~!
ちょっとした揺れでも、結構敏感に反応するような状態に戻ってしもた(@@;)
貴腐ワインって話は聞くけど、今までに飲んだ記憶がないんよね。
黄金色の「王者のワイン」か~
日本酒もワインも辛口の方が好みやけど、話の種に飲んでみたいな♪
あ、勿論、ラトさんのご忠告通り、アペリティフとしてねww
こっちはすごい横揺れで
どっかで大きな地震あったって思ったけど
今回の方が近いから怖かったよ~
歴史に思いを馳せながら、雰囲気とアタマで堪能するシロモノですね~ (くすくす)