えー突然だが、俺は




























引き籠もりである。


中学三年の時に親が殺人犯に殺された。
その上学校でもあまり上手く行かなくなり、中三で引き籠もる様になった。

そして現在17な俺だがまだ今だに引きこもっているままなのだ。





する事と言っても特にない。













だが今日は変わった事があった訳で。




変わった事と言ってもどちらかと言うと不思議と言った方が妥当だろう。






特にする事も無いので、しばらく回想でもしようと思う--
















それはついさっきの事。


俺は新聞を取りにポストへと向かった。



家のポストは外にある。冬という事もあり、取りに行くにも一苦労だ。














ふと下を見ると、紫色をした『なにか』が紙に包んであるのが分かった。








ん、なんだこれは？








勾玉…？

…随分変わった悪戯だな…。






流行ってでもいるのか？



くだらない。









当然の事ながら、俺は迷信やら呪いやら幽霊やら宗教やらオカルト系は信じていない。




なぜなら、くだらないし有り得ないからだ。


それ以上でもそれ以下でも無い。




そして現在、朝食のトーストを食べてる訳なのだが、あの悪戯は一体なんだったのだろうか…

妙に引っかかる…。





まぁそんな事はどうでも良い。



とりあえず、勾玉は今日中に処分しようと思っている



…一応持って置くか。













ｶﾞｻｯ







ん…？

今窓に何か居たような…。





いや、気のせいだろう。


万が一居たとしても猫か何かだろうけど。















???「まさか…」







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

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