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韓国独自でミサイル防衛の構築予定、米軍連携不可?


 【ソウル西脇真一】韓国が、北朝鮮の短距離弾道ミサイルに備えるため「韓国型ミサイル防衛」(KAMD)システムの研究を米国との間で本格化させたことが明らかになった。中国を強く刺激することや脅威の対象が短距離弾道ミサイルであることから、韓国国防省は米国主導のミサイル防衛(MD)とは一線を画すものとしている。ただ、実際は技術的に米国抜きでは考えられず「いずれMDに組み込まれるのではないか」との懸念もある。

 MDは弾道ミサイルをレーダーなどで探知し、着弾前に迎撃ミサイルなどで破壊する。北朝鮮は射程1000~1300キロ以下の中・短距離弾道ミサイルを800~1000発保有し、ソウルや軍基地、原発などを狙っているとみられる。韓国国防省は15年までにシステムを構築したい考えだ。

 米国のMDは、核兵器を搭載した大陸間弾道ミサイル(ICBM)から米本土などへの攻撃を防ぐのが主な狙い。発射直後▽大気圏外を飛行中▽大気圏再突入後--の3段階で重層的に迎撃することを目標にしている。

 韓国もMDへの参加を求められているが、韓国の現実の脅威は、低高度を飛行し数分で目標に達する短距離弾道ミサイルであることや、巨額の整備費が必要なことから応じていない。また、中国がMDに強く反発しており、「将来の南北統一などを考えると中国に気を使う必要がある」(国際関係専門家)との意見も国内に根強い。

 このため「米国の要請に対する我々なりの回答」(16日付朝鮮日報)として、KAMDを導入する方針を決めた。ただ、システム構築に米国の協力は欠かせず、政府傘下の韓国国防研究院は昨年9月、米国防総省ミサイル防衛局とKAMDの共同研究に関する約定書を締結。既に実務協議も始まっている。

 また現状では、衛星による早期警戒情報などは米国に依存する以外になく、「米国のMDの下位パートナーとして参加することになるのではないか」(16日付ハンギョレ新聞)との指摘もある。


http://mainichi.jp/select/world/news/20110417ddm007030083000c.html



ミサイル防衛構想は1960年代に作られたICBM(大陸間弾道弾)を迎撃するために

考え出されたシステムです。

初期の頃は、ミサイルの誘導システムが未熟であったため、迎撃ミサイルにも核を

使い、空中で大規模な核爆発を起こすことにより核分裂を阻害しようと言うものでした。


しかし核廃棄物の落下や、停電への影響等から核によるミサイル防衛が中止となり、

1980年代に入り、第40代大統領ドナルドレーガンによってSDI構想へと変化し、

インターネット等の高速通信網の整備と共に高度迎撃ミサイルの開発が進められて

現在に至っているようです。

 

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