北朝鮮、軍隊と国防建設の強化
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- 2011/04/26 20:03:05
北朝鮮労働党中央の機関紙「労働新聞」は25日、北朝鮮人民軍建軍79周年の社説を発表し、「北朝鮮はこれまでと同様、軍事力を強固にし、主要な力を北朝鮮人民軍の建設に集中していく」と主張した。中国国際放送局が報じた。
社説では、「現在、韓国とアメリカは軍事演習と重大な軍事的挑発を行い、北朝鮮の社会主義制度を抹殺するたくらみを実現しようとしている。軍事力が弱ければ、主権、正義、平和を守ることはできない」と主張。
さらに、情勢の発展と現実の要求に基づいて、これまでと同様、軍事力を強化していくとし、「主要な力を自衛のための国防力の核心である北朝鮮人民軍の建設に集中する。さもなければ、軍事面から社会主義の強大な国を建設することはできない」とした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110426-00000033-scn-int
朝鮮人民軍は、朝鮮民主主義人民共和国の軍隊で、制度上は朝鮮労働党の指導を受ける
とされていますが、党の指導が形骸化しているという指摘があります。
また、通常兵器の質では周辺諸国にかなわないため、大量破壊兵器・弾道ミサイルの開発に
傾注していて、北朝鮮の6000億円の年間軍事予算のうち4000億円近くを核・ミサイル開発
に費やしているといわれています。
(公表された数字では年間3000億前後)
軍事力を強固にすると言う北朝鮮ですが、政治から軍部が離れていく傾向があり、
兵器の近代化を進めているものの配備が遅れ、品質がよくない状態で核兵器によって
周辺国に対抗すると言うようにも聞こえるため、アジアの非核化を目指す六者会合には
反対すると言うようにも聞こえます。