パレスチナ、ファタハとハマス統一政府の樹立で合意
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- 2011/04/28 17:41:23
ガザ市（ＣＮＮ） 対立を続けていたイスラム組織ハマスとパレスチナ自治政府のアッバス議長率いるファタハが２７日、統一政府の樹立などで合意した。両者の当局が発表した。
エジプト・カイロで合意を正式発表したファタハの交渉団を率いるアフマド氏によると、両者は無所属の人員で構成された政府を樹立することや、選挙の日程で合意した。選挙後の協力体制などについても話し合ったという。
ファタハ当局は、議会および大統領選挙を１年以内に実施することで合意に至ったとしている。
ハマス当局も２７日、合意は新たな議会や総選挙の日程を決めるものだとした上で、両者間で隔たりのあった安全保障問題でも合意に達したと述べた。また、ファタハを率いるアッバス議長とハマスの最高指導者カレド・メシャル氏が近くエジプトで会談することも決まったという。
ハマス5 件とファタハはこれまで内戦に陥りそうな状況にあった。２００７年に激しい戦闘が起きて以降はハマスがガザ地区を掌握し、ファタハは西岸地区の支配権を維持している。
ファタハがイスラエルとの和平交渉を進めてきたのに対し、ハマス5 件はイスラエルを敵視しており、両者の立場には大きな隔たりがある。近年、何度か和解を模索してきたがいずれも失敗に終わっていた。
今回の合意を受け、イスラエルのネタニヤフ首相はパレスチナ自治政府に対し、イスラエルとの和平とハマスとの和平のどちらを望んでいるのか決断するべきだと警告した。
米当局も、ハマスに対する懸念を表明している。
http://www.cnn.co.jp/world/30002577.html
イスラエルは現在分割統治と言う形をとっている国です。
国内にガザ地区を含むパレスチナ人の自治区をもっており、高い壁を作って物流を遮断
され、自治政府はそれに反発し何度も軍事衝突を繰り返していました。
これまでイスラエルには、エジプトとの平和条約により、ムバラク政権がイスラエルの
後ろ盾となってきたのですが、今年に入ってエジプト騒乱によってムバラク大統領が
失脚。 イスラエルは最大の援助国を失う危機に面したために、パレスチナとの和解に
踏み切ったようです。
