「図書館戦争」読んでます。
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/05/15 22:41:06
文庫が出たので、つい買ってしまいました。
顔も覚えていないあこがれの人を「王子様」と形容し,熱血馬鹿な主人公の性格を「カユい」と上官たちが表現してますが、私にとっては作品全体的にカユい。一応軍隊の中なのに恋愛要素一杯。しかーし、甘いかと思ったらスパイスもちゃんとバランス取れてる。組織も社会もリアルでとても面白い。
特に感心したのが何かと愛される主人公;笠原郁の性格
すぐ顔に考えてることが出る。嘘がない。
いじめると落ち込む、慰めるとすぐ立ち直る。
満腹万歳。
人の好き嫌いは結構あるが、信用した人間にはどこまでも付いていく。
運動神経、反射能力は抜群だが、猪突猛進で自動ドアに激突したことがある。
訓練された体力仕事を喜ぶ。
喧嘩っぱやくてよく吠える。
タフだが、何をしでかすかわからないのでほっとけない。
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犬だ。なんていう大型犬だろう♪
「違う」というファンもいるだろうけど、
これは私にとって最大の賛辞。
だって小説内の「愛されキャラ」って何故愛されるのか読者には理解しづらいことってよくある。最近読んだまったく別の小説でヒロインが「なんて純粋なんだ」と男に惚れられたけど、作者に「どこが??」と思念を送ってしまった。
読んでて思いだしたハイネの言葉。
「本を焼く者は、ついには人間を焼くようになる」
犬!!
また、うなずく。
原作は内容が違うのでしょうか・・・
私は楽しめました。
あ、映画観に行かなきゃ。
成程~♪
愛されキャラなのね(^◇^)
確かに主人公、ワンコだったwww
このシリーズの作者、有川浩さんは、最近の私のツボです。
恋愛モノでも、ピリリとスパイスの効いたいい作品が多い。
ハイネの言葉には、共感しますね。
焚書は弾圧独裁への第1歩…日本もきなくさいかなあ。
無用な言葉狩りはいらんおせっかいです。
言葉の多様性は、文化の多様性だと思うので。
・・・あ、論点がすれた><
今、本屋に山積みされている文庫を横目で見ながら
「いや、早く読めて良かったんだ」と自分を納得させていますが..