伝えたい言葉1-1
- カテゴリ:自作小説
- 2011/05/15 23:20:44
澤井綾奈はいつもの様に掃除道具を持って10階建てのオフィスビル『滝野コーポレーション』を見上げた。そして、いつもの様に6階の一角に明かりがついているのを確認する。
「今日も頑張ってるんだ、龍野さんは…。」
会えるのが嬉しいけど、でも毎日のように残業をしている龍野―――龍野雅也の体のことがちょっと心配になる。
「営業課って大変なんだろうなぁ。」
そんな言葉を吐きつつ、裏門をくぐってビルの中に入っていった。
* * * * *
綾奈の掃除の受け持つのは6階から4階までのフロアだ。たかだか3フロアだと侮ってはいけない。滝野コーポレーションのオフィスビルはそれ自体が大きなビルで、どうしたって掃除に2時間以上はかかる。
短大中退の綾奈は昼は家の近くのコンビニでバイトし、家で夕食を済ませてから電車で30分離れたこのオフィスビルで掃除婦をしている。
父母が亡くなったのは今から2年前、綾奈が19歳の時だった。
下に弟二人がいたために、綾奈は短大を中退し今の仕事についたのである。
弟二人には、『短大を卒業してから就職をしたほうがいい』、『こんな風に昼夜とバイトを二つ掛け持ちするなんて絶対に身体を壊す』などなど反対にはあったのだが、元来頑固な綾奈は二人の意見など聞き入れず、さっさと短大に退学届けを出し、働き始めたのだ。
いつもの様に滝野コーポレーションのオフィスビルの掃除に来た綾奈が6階で仕事をしている雅也と出くわしたのはちょっとした偶然だった。
その日。雅也の担当をしている企業から『明日中に資料を提出してくれ』と連絡が入り、急遽残業をすることになったのだという。
休憩をとる暇もなく一心不乱に仕事をしている雅也に、一通り掃除を終えた綾奈が自動販売機で買った温かいコーヒーを彼の目の前に差し出したのが二人の知り合ったきっかけだった。

























来てくださってありがとうございますw
綾奈は。
私の理想のお姉ちゃんです♪
綾奈は偉いですねぇ。
コメントありがとうございますw
めっちゃ、嬉しいですw
私もこんなことできないですよ~ღ
っていうか、こんなお姉ちゃん欲しい!!的なノリで
書いてます。
残業などで疲れているときに、会社内で出会った掃除婦さんに温かいコーヒーを差し出される・・
とても疲れが癒されそうですね>< 私が彼だったら、温まってまた頑張ろうという気持ちになれます^^
弟二人のために短大を中退し、昼夜共にバイトをする綾奈さんもすごいですね・・私も弟がいますが、仲があまり良くないためか私が優しくないためか、もし弟たちのために働くか自分が学ぶ道に進むかどうか、その二つしか選べないとしたら弟はとれないと思います・・・。
主人公、尊敬してしまいます///
何かと私と比べてすみませんm(_ _)m
行って今まで気にして書いたことがなかったです。
ありがとうございますw
行を利用しましょう。詰めすぎてるところがあります。